教育福島0190号(1995年(H07)10月)-051page
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教育・イン・ザ・ワールド
−外国人教師(AET)の活躍−
国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」今回は、県北地区の川俣・飯野町で活動されているAETの様子を川俣町立川俣中学校から紹介します。
きれいなブロンド髪に笑顔がとても以合うちょっと恥ずかしがりやの彼女。キャスリン先生は正真正銘どこから見ても生粋のイギリス人です。川俣町・飯野町にある3つの中学校の英語指導助手として昨年の8月にやってきて以来はや一年余り、すっかり日本の地にとけこみ、福島弁も板についてきました。
さて、彼女の学校での活躍を紹介しますと授業における工夫が一番にあげられます。生徒が生き生きと活動するいろいろなアイデアを提案したり、ドラマを思わせる会話活動の設定などです。最初は戸惑っていた生徒も今では彼女の授業をとても楽しみにしています。授業以外でも文通ポストを設置して生徒と積極的にコミュニケーションをとっています。修学旅行や文化祭などにも気持ちよく協力してくれます。
キャスリン先生の活動は学校だけにとどまらず地域にも広がっています。町内に住む人を対象とした英会話教室では高校生からお年寄りまで様々な人が本場の英語を学ぼうと一緒に会話を楽しんでいます。
このように彼女の来町は単なるAETとしての仕事だけではなく、人々との心のふれあい、積極的に異文化を理解しようとする心など、イギリスと日本の友好を深める大きな一面もあります。
私たち教員は彼女の姿勢を通して生徒にも真の国際人になってほしいと願っています。
優しく生徒に話しかけるキャスリン先生
T・Tの授業の中で
修学旅行にて
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