教育福島0191号(1995年(H07)11月)-037page
翌日は、朝から雨模様でしたが、午前中は、自然体験活動です。ネーチャーゲーム、オリエンテーリング、沢歩きハイキングの三つのコースから班ごとに選択して活動しました。悪天候にもかかわらず、参加者は那須甲子の自然を十分に満喫しました。
交流の祭典
午後は、各班がそれぞれ角材や板を用いて屋台を作ったり、ヤキソバ、寿司、ジュース、ヤマメの塩焼きに挑戦したり、販売する品物のネーミングをしメニューを掲示したりして「交流の祭典」の準備をすすめました。
夜の「交流の祭典・〈ジャンボリー〉」では、三十三店の夜店が立並びました。子どもたちは、思い思いの店でFIT券を使って夕食をとり、ステージで行わでれる寸劇や歌など色々な出しものに参加したり鑑賞しながら思い出に残る楽しい時間を過ごすことができました。
夜店での交流
シンボルマーク・FIT共同宣言
最終日は、プレーホールで二十一世紀F1T構想について全員で学習した後、シンボルマークの作成に取りかかりました。各班全員で額を寄せあい、八溝山での出会いや夜店の体験をもとに図案化を図り、FITジャンボリーにふさわしいマークを作成しました。また、班代表一名は、ワンパクルームに集まり共同宣言の起草にあたりました。
午前十一時半、お互いのTシャツや身体にマジックでサインをしあったり、リーダーを囲んで記念撮影をしたりして名残りを惜しむ中、「別れのセレモニー」がはじまりました。アイディアあふれる三十三班によるシンボルマークの発表、そして三県のつながりと変わらぬ友情を誓い合う共同宣言の採択と発表が行われました。茨城県から来年は、「茨城にいらっしゃい」とのあいさつがあり、最後の「FIT、FIT、ヤー」のシュプレヒコールで八溝FITジャンボリーの幕がおろされました。
「アイデアあふれるシンボルマーク」の一部
共同宣言
私たちは、今回のジャンボリーを通じて名前も知らなかった友達と出会えてさまざまな体験をしました。
その中で、一人では無理なことも団結してやればできること、また、自分自身の目的を自分で見出せることなどが出来るようになりました。
ジャンボリーの舞台となった八溝山の自然をこれからも変わることのないよう、自分たちの力で花や木を増やす努力を続けてゆきましょう。
これからもFITジャンボリーを通じて三県のつながりを深め、友情の論を広げていくことを宣言します。
最後に、みんなで考えた合言葉、
「F」・ふれあって
「I」・いつまでも
「T」・手をつなごう
平成七年八月二十三日
第一回八溝FITジャンボリー参加者一同