教育福島0191号(1995年(H07)11月)-036page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

生涯学習INFORMATION

「青少年の交流事業」

八溝FITジャンボリー

生涯学習課

 

八月二十一日(月)から二十三日(水)までの三日間、八溝山頂と国立那須甲子少年自然の家を会場にして、福島、茨城、栃木三県から合わせて三百名の参加者を得て、第一回「八溝FITジャンボリー」を開催いたしました。その内容を紹介します。

 

事業目的について

 

これは、三県で推進する「二十一世紀FIT構想」に基づいて企画し、三県の青少年(小学四年生〜中学生各県百名)交流活動を通じて連帯感や協調性、自主性等を培うこと、そして、郷土を担うたくましく豊かな創造性をもった青少年を育成することを目的に今年度から実施した事業です。

「二十一世紀FIT構想」とは、福島F、茨城I、栃木Tの三県がその県際地域において、東京からの近接性や高速交通体系、さらには、豊かな自然環境や災害に対する安全性の高さなど地域の有するポテンシャルを生かし、二十一世紀にふさわしい新しい先導拠点を形成しようとする構想です。

三県にまたがる都市、地域が自然と共存をはかりながら、その個性ある機能を積極的に育みながら全体として相互に連携しあう一体的な交流圏(FITシンフォニー圏)の形成を目標として「交流・物流・情報ネットワークの形成」、「産業・技術交流の推進」「学術・文化交流の推進」など五つのプロジェクトを柱立てています。(FIT構想推進指針)より。

 

交流内容について

 

八溝山頂出会いのセレモニー

三県の青少年のはじめての出会い、交流のはじまりとして、花火を合図に参加者が元気に掛け声を掛けながらみこしを担ぎ、福島、茨城、栃木の順に山頂へかけのぼり喜びの出会いがなされました。

出会いのセレモニーでは、参加者代表六名による開会宣言ではじまり、主催者や来賓の歓迎のあいさつ、三県から持ち寄った炎を一つにする「合わせ火」や「エール交換」が行われ、大きな盛り上がりをみせました。最後に、「ふるさと愛と友情に育まれた新しいFIT文化の創造!」というジャンボリーのテーマを全員でシュプレヒコールし、終了しました。

その後、展望台に上って三県が接する地域の山並や自然を眺望し、交流会場となる国立那須甲子少年自然の家へ向かいました。

国立那須甲子少年自然の家では、各県参加者が混合の三十三班に分かれ終始なごやかに交流が展開されました。

交流のつどい

夜の交流のつどいでは、「いわき子どもじゃんがら踊り」の鑑賞、持ち寄ったプレゼントの交換、ゲームなどが行われました。

自然体験活動

 

みこしをかついで頂上を目指す福島県参加者たち

 

みこしをかついで頂上を目指す福島県参加者たち

「出会いのセレモニー」

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。