教育福島0191号(1995年(H07)11月)-044page
平成八年度県立盲・聾・養護学校高等部
生徒募集定員決まる
平成八年度盲・聾・養護学校高等部募集定員の主な内容をお知らせします。
基本方針としましては、平成八年三月の各盲・聾・養護学校中学部及び中学校卒業者の志願の動向を考慮しながら、適正に受け入れるよう策定します。
一 学科改編
聾学校高等部においては、魅力ある学校づくりを推進するため、学科を普通科と情報工業科・生活技術科の三つにすることにしました。
職業科のねらいの要旨につきましては、以下のとおりです。
○情報工業科
情報、工業技術の発展に対応できる能力の育成に努める。
○総合生活科
生活技術の応用力、創造力を養い豊かな生活ができる能力・態度の育成に努める。
二 高等部新規開設
平成六年度小・中学部で開設したあぶくま養護学校に、平成八年度から高等部が開設されることになりました。
三 募集定員
各校の募集定員については、下の表のとおりです。
※※※※※
募集に関する詳細については、当該校にご照会下さい。
盲学校 (〇二四五)三四-二五七四
聾学校 (〇二四九)五一-二〇八一
あぶくま養護学校 (〇二四九)五六-一九〇一
会津養護学校 (〇二四二)三二-二二四二
いわき養護学校 (〇二四六)三四-三八〇六
郡山養護学校 (〇二四九)五一-〇二四七
平養護学校 (〇二四六)二四-二五〇一
須賀川養護学校 (〇二四八)七六-二五一一
平成8年度福島県立盲学校・聾学校・養護学校
高等部生徒募集定員
チャイム
国体を振り返って
本多信弥
平成七年十月十六、十七の両日、剣道競技成年二部の試合が開催された。成年二部は生涯一度の出場と規定されてあり、先鋒・中堅・大将の三人で戦う競技で私は先鋒として出場した。
振り返ってみると平成四年に強化指定選手に選ばれ、地元ふくしま国体優勝を目指し、県内合宿はもとより全国各地を遠征する日々が続いた。遠征当初は思うような結果が残せず悩む時期があったが、国体が近づくにつれて見失いかけていた自分の剣道に徹する事が出来、イメージ通りの試合運びが出来た。
「やるべき事は全てやった」という実感とともに自信はあったが、勝負の世界は何が起こるか解らない。試合当日、経験の無い緊張感とプレッシャーを感じながら観衆の中に立っていた。会場には日頃指導している剣道部員が応援に駆け付けていたが、それすら気付かない状態であった。しかし、いざ試合が始まり最初の一本を取ると不思議と今までの緊張感が消滅し、自然に体が動くようになった。
結果は、成年二部優勝、種目別総合優勝。私が長年修練してきた剣道人生の中で最良の日となった。
ふくしま国体において学んだ貴重な体験を自分の財産とし、自分にしか出来ない生徒の指導法を見つける事が私に課せられた課題だと思う。
(県立遠野高等学校)
家庭劇場
今年度の家庭劇場は、九月二十七日から十一月二十四日まで、十四町村で開催されました。
主催は、福島県教育委員会、(財)福島県文化センター、開催地町村及び教育委員会、(財)日本青少年文化センター、(社)日本児童演劇協会。
家庭劇場は、日頃、親子そろって舞台芸術に接する機会の少ない地域の皆さんに、家族ぐるみで鑑賞できる舞台を提供する、開催希望の多い事業です。
音楽公演としては薗田憲一とデキシーキングスの演奏。神谷満実子のソプラノも加わって、生のジャズが初めての子どもたちも、体で拍子を取りながら満足そう(平田村、小高町、都路村、矢祭町)。
児童公演としては劇「グリムのハンスと大悪魔」の上演。グリム兄弟原作、村田里絵脚本、平塚仁郎演出による劇団芸優座の公演で、会場を沸かせました(金山町、三島町、浅川町、鮫川村、棚倉町、東和町、月舘町、霊山町、新地町、大越町)。
両公演とも、子どもから大人までそろって楽しめるプログラム。生の舞台を楽しんだ皆さんは、家族でどんなことを話し合ったのでしょうか。