教育福島0191号(1995年(H07)11月)-047page
教育・イン・ザ・ワールド
−国際姉妹都市交流開始7周年記念事業−
国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」。今回は、社会教育施設、国際化教育施設として重要な役割を担っている「ライスレイクの家」の事業を紹介します。
「一歩入ればそこはアメリカ」の三春町国際交流
館「ライスレイクの家」が1993年4月に開館。
国際姉妹都市交流開始から7周年目を迎えた記念事業として、合衆国ライスレイクから材料を直輸入し、現地建築士の指導のもと、姉妹都市のごく普通の住宅を本町に再現したものです。
1986年以来、親善訪問団、中高生サマーキャンプ、高校留学生の相互派遣及び受入を中心に、毎年欠かさぬ地道な交流を続けてきましたが、それまでになかった国際交流の拠点ができたわけです。
「ライスレイクの家」には、手作りクッキー付の喫茶及び朝食付宿泊(B&B方式)の2部門があり、国際交流資料室では会議もOK。利用者は町内外を問いません。手作りクッキーやアメリカの雰囲気の漂う家具調度品やベッドルームは大好評で、関東方面からのお客さんも多くいます。また、アメリカの行事に合わせていろいろなパーティーを開いています。参加者の皆さんからは、「本物のアメリカ文化を三春町で体験できることは大変素晴らしい」と絶賛されています。
運営は、教育委員会国際交流係のバックアップのもとに、町の委託を受けた民間団体の三春町国際交流協会が行っています。運営の中心となるマネージャーは、開館以来ライスレイクから招いており、接待はもとより、料理、パッチワーク、クラフト、英会話などの各種アメリカン・カルチャー教室を開催してきています。現在のマネージャーはブリーヤ・バーブリーさん。彼女は英会話教室を開講し、受講者に大変喜ばれています。
このように「ライスレイクの家」は、本町の社会教育施設、国際化教育施設として重要な役割を担っています。
0247-62-5800(直通)月曜日休館
フリーヤさんの英会話教室風景
三春町国際交流館ライスレイクの家の正面
左奥が国際交流資料室(会議室)右段上がベッドルーム