教育福島0192号(1996年(H08)01月)-041page
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続ける、または子供が成長したら仕事に復帰する事に肯定的な回答は増加しています。
○男と女の子に対する育て方の違いは「男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく育てたい」が男五割、女三割であり、受けさせたい教育では男女への期待にかなりの差が見られます。
四、県が行っている事業内容(体系参照)
県では女性の生涯学習を推進するために、国際的な動向や地域社会の実態など、女性を取り巻く社会環境の大きな変化を踏まえ、多様化・高度化した学習要求に応えるために、充実した学習機会の提供に努めています。
具体的には「男女共同参画社会」の実現に向けて社会の諸活動に男女が共同で参画するための指導者の養成研修会を行ったり、地域における活動の活性化を図るために団体を育成するなど、女性が自らの人生を豊かで充実したものにするために自己の能力を開発し、積極的に社会の各分野にその能力を発揮していけるような各種の施策を行っています。
1) 女性の生涯学習企画推進委員会
(目的)社会状況の変化、女性のライフステージ、地域の女性の学習要求等、女性を取り巻く実態等を踏まえ、本事業の総合的な企画にあたる。
2) 男女共同参画アドバイザー養成研修会
(目的)女性の生涯学習推進や、男女平等をめぐる意識変革や平等を基礎とした男女の共同参画を推進するため、市町村において、男女が共同で家庭や地域や職場等での活動に参画できるよう助言と援助に携わる専門的活動者を養成する。
3) ウイメンズ・ライフロング・カレッジ
(目的)女性の多様化・高度化した学習要求に応えるため、大学と連携し専門的な学習機会の提供をする。
(テーマ)「女性・今を生きる〜人とのかかわり・本との出会い」と題し、講演や通信学
習、グループ学習を行う。
4) 男女共同参画社会づ<リモデル市町村事業〜川俣町、熱塩加納村に指定
(目的)女性の社会参加の実態や男女平等をめぐる意識など地域の実態を踏まえて男女共同参画社会づくりを推進するための県内のモデルとする。
五、今後の課題
本事業は今年で二年目を迎えましたが、さらにそのねらいを達成するため、県民の様々な学習要求に対応できるように、学習プログラムの開発や教材の研究等に取り組むとともに、関係する機関や団体との連携を深め、総合的に事業を推進することが必要です。
また、「男女共同参画社会」を始め本事業の趣旨についての啓発と、女性の生涯学習を一層推進するための施策の充実に努めます。
女性の生涯学習促進総合事業
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