教育福島0195号(1996年(H08)06月)-006page

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提言

 

共に生きる

衆議院議員

岡崎トミ子

 

た折り、一九九〇年の春に国会に送っていただき、今年は七年目を迎えました。

 

家族の住む福島を離れてから、いつしか二十九年の歳月が流れました。東北放送でアナウンサーとして放送の現場で勤務していた折り、一九九〇年の春に国会に送っていただき、今年は七年目を迎えました。

昨年、猪苗代で開催された「ふくしま国体」冬季大会で、当時、文部政務次官だった私は、開会式で挨拶をしました。磐梯山の悠然とした姿を背景に、あのつらぬくばかりの蒼天のもとでの開会式が夢のように思い出されます。

現在、国会と地元を新幹線での往復の日々が続いています。私は車窓から必ず母の住む故郷、福島の景色を眺めます。桃の花、菜の花、桜の花が咲き競う福島の春の風景。私はあざやかな彩りに包まれたその優しい風景が大好きです。車窓から臨める信夫山の桜は、福島女子高校時代の懐かしい思い出を脳裏に鮮やかに映し出してくれます。全校合唱コンクールの練習のためにクラス全員で信夫山に登り、満開の桜の樹の下で“春のうららの……”の「花」を合唱し、見事優勝したことはつい昨日のような気持ちがして胸が躍ります。

また三年間所属していた音楽体操部では東北大会で優勝し、熊本国体に出場したことが印象深く残っています。

福島女子高校は、歴史と伝統を培い、来年に創立百周年を迎えることを承っております。未来を切り開いて行く希望としての教育を実施し、百年が一層飛躍するヒヤクネンとなることを心より祈りたいと思います。

さて、私は政治に携わってから「いじめ」と「子供の権

 

 

 


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