教育福島0197号(1996年(H08)09月)-039page
は、小学生で五七・二%、中学生で四七・四%となっている。また、小学生と比べて中学生では「いつも一人で食べている」と答えた者の割合が多くなっている。
朝食を「食べないほうが多い」「いつも食べない」と答えた者について、その主な理由をみると、図表4)である。
【問15】学校給食に満足しているかどうかでは、小学生で七五・三%、中学生で四八・六%「満足している」と答えているが、小学生と比べて中学生では「満足していない」が多くなっている。「満足している」と答えた者について、その理由は、図表Xである。
給食をいつも残さず食べるかどうかでは、「いつも残さず食べる」「ほとんど残さず食べる」を合わせると小学生で八三・九%、中学生で六六・〇%、「残すほうが多い」「いつも残す」を合わせると小学生で一六・一%、中学生で三四・〇%となっており、中学生女子で給食を残す者が多くなっている。
「残すほうが多い」「いつも残す」と答えた者について、その主な理由をみると「きらいなものが多い」が多くなっているが、男子に比べて女子では「食べる時間が短い」「量が多い」が多い傾向がみられる。
【問17】【問18】(省略)
【問19】夕食をいつも食べるかどうかについては、小学生、中学生ともほとんどの者が「いつも食べる」「食べるほうが多い」と答えており、夕食を「いつも食べる」「食べるほうが多い」と答えた者について、決まった時間に食べるかを尋ねたら「毎日ほぼ決まった時間に食べる」「だいたい決まった時間に食べる」がほとんどであった。
また、夕食を食べる所要時間をみると、どの群も「三十分ぐらい」が多く、次いで「二十分ぐらい」が多くなっている。
夕食を「いつも食べる」「食べるほうが多い」と答えた者について、家族そろって食べるかを尋ねたら、どの群も「毎日だいたいそろって食べる」が多かった。
夕食を「食べないほうが多い」「いつも食べない」と答えた者について、その理由をみると、「食欲がでない」が多くなっている。
【問20】間食(おやつを含む)を食べるかどうかでは、「いつも食べる」「食べるほうが多い」を合わせると、小学生で五九・五%、中学生で六六・三%となっている。
【問21】基礎食品の好き嫌いについて、それぞれ「好き」と答えた者の割合をみると、図表6)である。
以上、質問項目の概要について述べましたが、この調査結果が児童生徒の健康教育の推進や学校給食の充実のために、ご活用していただければ幸いと思います。
最後になりましたが、この調査にご協力いただきました各市町村教育委員会及び調査対象校の皆様に深く感謝を申しあげ、本調査の結果報告といたします。
図表5) 学校給食に満足している主な理由
図表6) 基礎食品の好き嫌いについて