教育福島0197号(1996年(H08)09月)-045page
平成八年度教育広聴会開催される
県教育委員会では、毎年県内三地区を巡回し、教育広聴会を開催しています。教育広聴会は、県内各地の教育関係者及び地区住民の方々から、本県の抱えている教育に関する諸問題についてご意見をいただき、本県の教育行政に反映させていく目的で開催しているものです。
本年度は、広聴会の主題を次のように設定しました。
子供たちの健やかな成長を願って
〜学校・家庭・地域社会との連携について〜
このような主題のもと、今回は、家庭・地域社会における教育力の向上と、学校との相互連携の大切さを基調としながら、建設的な意見を発表していただきました。
ここでは、第一回から第三回までに出された、学校教育をはじめとした子供たちの教育を充実させるための意見・要望の中から、主なものを項目ごとにまとめて、紹介いたします。
第一回 県中地区
六月十一日 (火)
○父親が積極的に参加するPTA活動の在り方
○望ましい家庭教育と家庭の躾の在り方
○学校五日制に伴う子供たちの健全育成
○人との出会いを大切にする感性の育成
○大学までのシステムと大学生の現状
○県内教職員の海外協力派遣応募への積極的な協力
○自分たちの地域を誇りに思える教育の充実
○ボランティアの立場から見た学校
第二回 相双地区
六月十三日 (木)
○子供と親の考える学力
○学力向上への施策
○学校と塾との相互連携
○学校教育から生涯学習への発展
○子供の健全育成活動の今後の在り方
○国際交流の実際
○子供の夢を育てるためのてだて
○郷土愛の育成
○地域社会におけるボランティア活動
○教育の目的
○地域社会の教育力の向上
第三回 南会津地区
七月十七日 (水)
○効率優先の学校在廃論議
○家庭教育の在り方
○体験と自立
○子供のもつ発想力を大切にする教育
○基礎学力の向上
○自主自立の生活態度の確立
○「文化」を伝えるための学校と地域の連携
○「生きる力」を育む体験の重視
○公教育における英語教育一辺倒の外国語教育からの脱皮
○県立高等学校の男女共学化
○小学校への国語専門教師の配置
○体験を重視するガールスカウト活動
○南会津地区県立高等学校の存続