教育福島0197号(1996年(H08)09月)-051page

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教育・イン・ザ・ワールド

−シェリ先生にはかなわない−

国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」。今回は、県立安積女子高等学校から、派遣校でのAETの活躍の様子を紹介します。

『シェリー先生の前じゃ、もう漢字の話はできないなあ』という声が聞こえてきます。社会科のS先生が、ふと思い出したように話しだしたことです。

『この字は何と読むんですか』と差し出された紙には「Y」のように見える字が書いてあったので、ア<メリカ人の先生の質問にしては変だなとは思いながらも『アルファベットのYじゃないんですか』と答えたところ、『いえ、漢字だったら何と読むんですか』と再度の質問に、漢字にはそういう文字はありませんと答えたのだそうです。

しばらくして、シェリー先生が来て、『分かりました。これは、アと読んで、二又になった枝の先の形を表し、それに似た形の子供の髪型の揚げ巻きのこと、転じて、そのような髪をした者、つまり少女を表す、ということです』と言われ、いまさらながらにシェリー先生の研究熱心さに感銘したという話でした。

日米の発想の違いを感じた、という話は職員室にも数多くあります。次の2つの漢字を見比べて下さシェリー先生に拠ると、この2つの漢字の相違点で1番重要なところは上部の「白」の部分だということです。「白」の中にある一本の線が欠けると「◆」となってしまって、もはや「白」を表わさず、黒い鳥のカラスを表す、というふうに考えるのだそうです。

キこえてきます。滞日も3年目に入ったシェリー先生の新たな挑戦の始まりです。

“Buongionno,comesta?"“Bene,gnazie,eLei?”LLからは、放課後のイタリア語講座の会話が聞こえてきます。滞日も3年目に入ったシェリー先生の新たな挑戦の始まりです。

ESSのお花見パーティ

ESSのお花見パーティ

構内除草

構内除草

ティーム・ティーチングのひとコマ

ティーム・ティーチングのひとコマ

花つかみ祭 (学校際) ステージ発表の合間に

花つかみ祭 (学校際) ステージ発表の合間に


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