教育福島0199号(1996年(H08)11月)-013page

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四 光南高校が取り組んできたこと

(1)校章・イメージマーク・スクールカラーの制定

校章は教育理念を象徴する校名の南にちなんで制定しました。中国の陰陽五行説等古来の思想によれば、「南」は季節は夏、色彩は赤を表し、四神獣の朱雀にあたります。そこで、「光」に向かって飛翔する朱雀を図案化し、羽毛はスクールカラーの茜色にしました。キラキラ輝く南風が、未来から暖かく朱雀を包んでいます。朱雀は、光南高校生の姿でもあります。

 

校章

校章

 

イメージマークは、光南高校の頭文字「K」を図案化しました。淡色を基調とし、軽快で清涼感あふれ、「自由圭貝任・創造」のスクールイメージにマッチしたデザインとなっています。

 

イメージマーク

イメージマーク

 

(2)校歌の制定

作詞・作曲を小椋佳氏に依頼し、すばらしい校歌「朱雀の翼」が完成しました。十月十四日には生徒たちの手作りによる校歌発表会を行いました。

★光南高校校歌「朱雀の翼」一番

南の空を染める曙

阿武隈の流れ清らか

新しい風を起こして

煩紅き朱雀羽ばたく

それぞれ道を尋ねて

集い合い支え合いして

旅立ちの力磨こう

自由をかかげ愛を抱きしめ

翼は今日も茜色の憧れを描く

(3)制服の制定

 

制服を制定しました。ただし、平日の登校は、全学年私服登校を認めています。

 

山本寛斎デザインの制服を制定しました。ただし、平日の登校は、全学年私服登校を認めています。

(4)スクールバスの運行

生徒の通学列車の時刻に合わせて、矢吹駅と学校の間に、光南高校専用のスクールバスを運行しています。県立高校のスクールバス運行は県内では初めてのことです。

スクールバスは五十五人乗りの中型バスで、白を基調としたバスの正面と後方には校章が、両側面にはイメージマークが描かれています。スクールバスは学校と駅の間を一日十往復し、生徒の通学の便を図っています。

(5)下宿・アパートの確保

学区が全県一学区であり、通学困難な生徒もいるので、地域の支援を得て、下宿・アパートを確保しました。福島方面からは新幹線通学をしている生徒もいます。

(6)ガイダンス合宿の実施

平成八年四月にルネサンス棚倉で、総合学科一年次生対象の高校生活のガイダンス合宿を、一泊二日で実施しました。入学後、初めての合宿でもあり、出発前は緊張していた生徒も、充実した研修により、高校生活に確かな手応えを感じていました。

 

(7)課外の実施

 

(7)課外の実施

放課後に国語、数学、英語の課外授業を実施しています。自分の進路目標達成に向けて、生徒たちは意欲的に学習しています。

(8)施設・設備の充実

現在、校舎増築の二期工事を行っており、来春には校舎が完成します。その他に、吹き抜けの図書室、テクノアート室、看護福祉実践室、パソコン室など、光南高校の施設・設備は充実しています。

 

光南高校はスタートして、まだ九ヵ月ですが、総合学科として着実に、新たな道を歩み始めています。

 

 

 


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