教育福島0199号(1996年(H08)11月)-014page

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特集2

福島県教職員生涯生活設計づくりのすすめ

「充実したゆとりある健やかな人生」の実現に向けて

福利課

 

はじめに

「人生八十年時代」といわれています。教職員の皆さんにとっても、これからの長い人生をどのようにしたら有意議で充実したものにできるか、大きな関心を持たれていることと思います。

特に、退職後の生活を充実したゆとりあるものにするためには、在職中の生活から退職後の生活までを含めた、生涯にわたっての生活設計を確立することが大切です。

そのため、福島県教育委員会では、教職員の生涯生活設計の実現を支援するため、講座やセミナーを開催しておりますが、生涯生活設計を立案する上での中心となる内容などの一端を紹介します。

 

◎生涯生活設計のねらい

わが国は、世界にも類のない長寿化、高齢化社会を迎えています。

このような中で、現在の生活をさらに充実させ、また、退職後の生活を豊かで明るいものとするためには、在職中の生活から退職後の生活までを含めた、生涯にわたっての生活設計を早い時期から準備することが大切です。

自身の生涯生活設計を立案することにより、人生の目標や、その目標を達成するために取り組むべきことなどに「気づく」ことをねらいとします。

○退職後の生活を考えるとき、どんなイメージを持っているかについて、経済企画庁が調査したところ、将来に「明るいイメージ」を持っている人は、生涯生活設計を立てている人に多く、逆に「暗いイメージ」を持つ人は、全く立てていないという調査結果が得られています。

 

「生涯生活設計の有無」と「将来のイメージ」

(経済企画庁 国民生活局「長寿社会のライフプラン」より」)

(経済企画庁 国民生活局「長寿社会のライフプラン」より」)

 

平均寿命の伸び

男性 女性

1950年 58歳 62歳

1970年 69歳 75歳

1993年 76歳 83歳

(厚生省「生命表」「簡易生命表出)

 

平均寿命

男性 女性

平均寿命 76年 83年

35歳の人の余命 43年(78歳) 48年(83歳)

40歳の人の余命 38年(78歳) 44年(84歳)

45歳の人の余命 33年(78歳) 39年(84歳)

50歳の人の余命 29年(79歳) 34年(84歳)

55歳の人の余命 24年(79歳) 29年(84歳)

60歳の人の余命 20年(80歳) 25年(85歳)

(平成5年度厚生省「簡易生命表」)

(小数点以下四捨五入)

 

 

 


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