教育福島0199号(1996年(H08)11月)-051page
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教育・イン・ザ・ワールド
姉妹都市締結5周年
オーストラリア・タウンズピル市いわき市青少年交流の旅から
国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」。今回は、いわき市青少年交流の様子をいわき市教育委員会から紹介します。
タウンズピルの自然環境体験(ビラボン・サンクチュアリ見学)で、動物というものはおりや柵の中にという、私たちの持っている概念が見事に崩されました。足を一歩踏み入れると、鳥たちは自由に飛び回り、カンガルーは餌を欲しがり近づいてきます。しばらく歩くと、コアラ、ウォンバット、エミューなどの珍しい動物ともご対面。さすがに体長5mのワニは柵の中でしたが、そんな光景はまさしく動物たちの楽園。楽園に私たち人間がお邪魔するといったスケールの大きさには感動してしまいました。
キャサドラル校体験入学では、強烈な歓迎を受け、多くのことを学び得た1日でした。生徒が参加した14才クラスの演劇と数学の授業では、言葉の壁に戸惑いながらも、身振り手振りで自分の意志を伝えようと必死でした。なかでも印象に残るのは、昼休みに行われた日豪バスケットボールで、白熱したプレーとその応援に頼もしさが感じられたほどです。広い視野に立って考えを深めた国際交流の貴重な体験となりました。
7日間の交流も終わりに近し・5日目は、タウンズビル市郊外のメルビルズファームへ向かいました。>農家の人が子供たちをトラクターに乗せて農場を案内してくれたり、牧羊犬が牛などをトラックの荷台に追い込む様子や牧童によるムチ打ちや羊の毛刈りを見学したりしました。特に子供たちは、犬がとても訓練されているのに大変感激し、牧畜国オーストラリアの醍醐味を十分に満喫したようでした。
生活や文化の違いはあっても心の通う旅でした。
自己紹介の様子
相手に身振り手振りで必死に意志を伝える。逆に日本語を教える生徒も
演劇の授業風景
目の前に壁があるシーン
語学研修
単語と同じ絵〔イラスト)を選ぶ。和製英語と表現の違う単語に戸惑いを感じている
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