教育福島0202号(1997年(H09)04月)-039page
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わたしの学校・ぼくらの活動
生き生き奉仕活動
只見町立只見小学校
本校では、校外奉仕活動で子供が主体的に参加できる新しい試みを取り入れました。活動場所と内容を固定せず、班ごとに決めさせることを基本方針にして、事前に二回の話し合いの時間を取り、活動に入らせています。子供たちは、町内の様々な場所に散って生き生きと活動に取り組みました。
幾つかの感想を紹介します。
○終ったあと公民館の人にありがとうといわれてとてもうれしかったです。
○「きれいになったね、うれしいよ」といわれて自分も役にたっているんだなと思い、とてもいい気持になりました。
○神社には、あきかん、おかしのふくろ、雑草がたくさんありました。わたしは、なぜこんなに神社をきたなくするの、といかりがまいあがってきました。でも、ごみがいっぱいあるのはわたしたちがよごしているせいなので、少し反省もしました。
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(なつかしい保育所で、みんないっしょに)
○みんなで協力してやったらすごくきれいになってほんとうによかったなあと思いました。
○わたしは、去年まではほうし作業なんていやでした。でも、今年はなぜか楽しくなりました。きっと、自分たちで選べたからだと思います。来年も自分たちで選べて楽しくできるとよいです。
九つの班が町内の各施設に散り、人々との温かい交流を通して、感謝の気持、協力の大切さ、活動の楽しさを学んでくれたようです。特に、自分で選ぶことの大切さを感じてくれたことが収穫でした。
生徒の体験学習を通して
舘岩村立舘岩中学校
本校の教育目標のひとつである「郷土を愛し、勤労精神に富む生徒」の育成のため次のような体験学習を実践しています。
一、植菌作業
毎年五月に一年生を対象に実施しています。作業はまず原木にドリルでたくさんの穴を開け、そこにしいたけの菌千個を木づちで打ち込みます。その後原木を水に浸して学校の敷地内にある林に運び四十分程で終了です。初めて体験する生徒も多く熱心に取り組みました。一年後には収穫され、給食の材料として生徒の口に入ります。自分たちの手で収穫しただけにおいしいと好評です。
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二、植栽作業
七月に「村民花の目性にちなんだ植栽作業を実施しています。学校脇の国道三五二号線沿いに、村で用意していただいたマリーゴールド、サルビアの苗を移植します。上の掘り起こしから植え付け肥料の散布、そして散水をして一時間の作業が終了します。その後当番制で水くれを実施し毎年きれいな花を咲かせ、村民はもとより国道を通るドライバーからも喜ばれています。
三、ゴーマン杯健康マラソン
毎年十月の第二日曜日に本村出身のゴーマン美智子さんをたたえ十一年前から実施している村大会です。
本校では全校マラソン大会を兼ねて参加し、昨年度は中学校の部で男女とも優勝を飾りました。また元マラソン選手宮原美佐子さんと一緒に走り、多くの思い出をつくることができたようです。
これらの体験学習から、生徒一人一人が多くのことを学びました。
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