教育福島0202号(1997年(H09)04月)-038page

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教育事務所発

<わたしの学校・ぼくらの活動>

南会津教育事務所

〒967 南会津郡田島町大字田島字根小屋甲4277-1

TEL(0241)62-5255(代)

 

「尾瀬のある郷」のウィークエンド

 

「尾瀬のある郷」のウィークエンド

ウィークエンド・サークル活動紹介

檜枝岐村教育委員会

 

《山と生き 森と生き 水と生きる尾瀬のある郷 檜枝岐》は、日光国立公園「尾瀬」をはじめとする緑豊かな美しい自然に恵まれ、伝統と先人の築いた文化の恩恵を受けながら、将来にわたる活力に満ちた村づくりを推進しています。そのような中、当教育委員会では、平成八年度、福島県教育委員会よりウィークエンド・サークル活動推進事業の実施委託を受け、学校週五日制にともなう学校外活動を実施しました。

事業は、村の豊かな自然に着目し、「ふるさとの自然と伝統から学ぶ環境教育」により、子供たちの内なる『ふるさと』を育むことをめざし計画立案しました。名づけて、「ジュニア・エコレンジャー」と「『遊』キッズ」です。それぞれ、

1) 自然を知る活動(ネィチャーゲーム、会津駒ヶ岳登山、星空観察)

2) 自然を調べる活動(尾瀬の調査、せせらぎスクール)

3) 自然を考える活動(博物館見学)

4) 自然に学ぶ活動(チャレンジスクール・キャンプ、ボランティア)

5) 伝統に学ぶ活動(木工教室、お年寄の知恵)を行いました。

実施にあたっては、実行委員会を組織し、年三回のPDS会議や各活動に対する協力をお願いしました。

ところで、計画を立案したところ、村が環境教育の地域指定を文部省から、中学校が県教育委員会から研究指定を受け、さらに小学校では現職教育として環境教育に取り組むことになりました。そのため、小・中学校はじめ地域の全面的な協力を得ることができ、児童生徒全員の参加と実行委員や多数の保護者・青年の協力で子供たちの心に残るような活動を行うことができました。

事業の成果は、ねらいの達成はもちろんですが、

1) 開かれた学校の実践(学習・交流のための学校施設の開放)

2) 学社融合の取組み(教科指導の発展を担う社会教育)

3) 学校のスリム化への試み(教科カリキュラムの補完)

の三点をあげることができます。

さて、一年間の活動をとおして、たくさんの思い出ができ、二サークルの名称も地域にしっかり定着してきました。子供たちの感想にも次年度への期待がうかがえました。当教育委員会としては、今後、平成九年度についてはもちろん、将来も、子供たちの人間形成に寄与できるような事業を積極的に展開していく所存です。

 

9/28会津駒ケ岳登山

 

9/28会津駒ケ岳登山

(素晴らしい眺めに感動!)

 

 

 


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