教育福島0202号(1997年(H09)04月)-051page
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ふくしまの学校建築
4月から新シリーズで「ふくしまの学校建築」をあ届けします。「学校」というと、南側に教室かマッチ箱のように並ひ、北側に廊下が続いている、というイメージがありますが、今、学校施設は柔軟な発想による多様な学習空間へと変わりつつあります。
二本松市立はらせ幼稚園は、平成6年度に、原瀬小学校の移転改築と同時に隣接して新設しました。「森の中の住み処」をイメージし、園児の感受性を育てる構成となっています。
園舎は、保育室と遊戯室の間仕切りを排し、園児間の自由な交流を促すオープンスペースとなっています。
暖房については安全性から太陽熱を利用する空気集熱式パッシブソーラーシステムを採用し、全館床暖房と快適な室温保持を実現しました。また木を多用した造りにより、人にやさしく、のびやかな空間構成となっています。
周囲には樹木配置による日陰の設定、ブルーベリーや野いちごの植栽等を行い、自然を身近に感じることのできる環境づくりを進めています。
なお、はらせ幼稚園は、平成9年度公立学校優良施設として社文教施設協会から「うるおいのある木の教育環境部門賞」を受賞しました。
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