教育福島0203号(1997年(H09)06月)-049page
美術館だより
企画展
斎藤清の全貌展
第二部 表現と技法: 7月19日(土)〜8月24日(日)
休館日:毎週月曜日(7/21(祝)は開館)および7/22(火)
福島県の会津坂下町に生まれた斎藤清(1907年生まれ)は、戦後日本の版画界を代表する作家の一人です。1951年、日本人として初めてサンパウロ・ビエンナーレ展で受賞して以来、国際的に高い評価を得るようになりました。日本の木版画の伝統的な技法を生かしながら、新しい表現の可能性を切り拓くとともに、コラグラフや墨画などにも取り組み、独自の世界を繰り広げています。
今回の展覧会は、今年卒寿を迎えた斎藤清の画業の全貌をご紹介しようというものです。第一部・70年の歩みに引き続き、第二部では質感(マチエール)、形と構図、装飾という3つの観点からその多様な表現の特徴を捉え直し、作品の魅力に迫ります。
「凝視(描)」 1948年 木版 福島県立美術館蔵
「本屋、セーヌ、パリ」 1960年 木版 福島県立美術館蔵
「凝視」 1963年 コラグラフ 福島県立美術館蔵
「景福宮」 1970年 墨画 三重県立美術館蔵
観覧料 一般・大学生=840円(680円)/高校生=630円(470円)小・中学生=420円(310円)
※( )内は20名以上の団体料金ギャラリートーク 7/25(金)14:OO、8/9(土)11:OO