教育福島0207号(1997年(H09)11月)-017page
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今年度は、「尾瀬の自然」というテーマで実施しましたが、来年度は、「沖縄の平和と食文化を探る旅」「最先端の土木技術に学ぶ(東京方面)」「日本最高峰の自然」の三コースを用意しています。
【国際交流】
海外での交流をとおして、国際理解を深め、国際社会の中で積極的に行動できる能力を身に付けます。来年度は、オーストラリアで実施します。
【建設現場演習】
建設会社の現場で一週間程度の実習を行い、授業で学んだ理論を現場で確認し、生きた知識の獲得を目指します。
【社会福祉演習】
建設現場演習と同様、福祉施設で一週間程度の実習を行います。
(3) 徹底した少人数授業
国語、数学、英語の習熟度別学習をはじめ、理科や地理歴史の科目選択など、一年次から多彩な選択科目を導入して、徹底した少人数授業を展開しています。
(4) 「産業社会と人間」
この授業は、生徒が進路について考えていくうえで必要と思われる情報を体験学習をとおして提供し、確かな目標を持って二年次以降のカリキュラム作成ができるように計画が立てられています。その中には、人間としての在り方生き方に関するものも多く含まれており、生徒が成長していくうえでも示唆に富むものとなっています。
・ 「産業社会と人間」年間計画
○ガイダンス
○リレーションの体験
○農場での労働体験
○自分史の作成
○社会人講師四人のディスカッション
○職場見学
○科目選択予備調査
○大学・専門学校見学
○外国人講師二人のディスカッション
○履修計画の作成(第一回)
○職業について考える
○ディベート
○社会人講師講話(海外青年協力隊員)
○職場体験実習
○衛生センター見学
○職場体験実習発表会
○履修計画の作成(第二回)
○ライフプランの作成
○ライフプランの発表会
この授業は、毎週木曜日の五・六校時に設定されていて、ティーム・ティーチング方式により実施されています。各クラス四、五名の「産社委員」がおり、授業の手伝いや「産社通信」の発行を交替で行っています。「産社が一番好きな授業」という生徒も少なくありません。
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(5) 資格取得による単位の認定
今年度は、十五種類の資格について「関連科目の学習内容をさらに深めたもの」とみなし、単位を追加して認定することになりました。生徒たちも資格取得に大変意欲的に取り組んでいます。
(6) 放課後の語学講座
月曜日に英会話講座、土曜日に中国語会話講座を開設しています。
双葉翔陽高校は、現在、校舎の増改築工事を行っています。施設・設備の面でも充実し、なお一層の発展が期待されます。
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おわりに
安達東高校、双葉翔陽高校の両校とも、総合学科高校としてはまだ歩き始めたばかりですが、生徒たちは総合学科一期生としての誇りをもって、意欲的に充実した毎日を過ごしており、主体的に判断し行動できる個性豊かな生徒たちが育っています。
県教育委員会では、今後も「県立高等学校改革計画(第一次まとめ)」で発表した計画に基づいて、県内各地区に総合学科高校を配置していく予定でいます。
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