教育福島0207号(1997年(H09)11月)-046page

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平成十年度県立高等学校生徒募集定員決まる

 

平成八、九年度に引き続き、全校で四十人学級編制を実施し、四十人学級編制完成

小野高校に総合学科設置

郡山女子高校、郡山高校(普通科)で男女共学

四校十三学級で学科転換・学科改編

去る十月十七日、県教育委員会は、平成十年度県立高等学校の募集定員を発表しました。

その主な内容をお知らせします。なお、各高等学校の募集定員数については、次ページ表1のとおりです。

一 基本的な考え方

(1) 平成十年三月の各地区の中学校卒業者数や志願の動向を考慮しながら、進学希望者を適正に受け入れるよう募集定員を策定する。

(2) 「公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律」(第五次)の改正により、一学級の生徒数は四十人を標準とすると定められた。そのため、平成八、九年度に引き続き、全県において、四十人学級編制の措置を講じ、四十人学級編制を完成させる。

ただし、四十人学級編制に伴い、進学希望者の適正な受け入れを可能にするための必要な移行措置を講ずる。

(3) 学校の適正な配置並びに学科の編成等については、県学校教育審議会からの答申(平成五年六月十五日付け)に十分配慮する。

特に、総合学科については、平成八、九年度に引き続き設置する。

(4) 公立高等学校と私立高等学校の募集定員比は、おおむね現状を維持するものとする。

二 募集定員

全日制 二二、五二〇人

(前年比 四〇人の増)

定時制 四〇〇人

(前年比 増減なし)

通信制 五〇〇人

(前年比 増減なし)

専攻科 三五人

(前年比 増減なし)

三 四十人学級編制

従前、四十五人標準とされていた学級のすべてを平成八、九年度に引き続き四十人学級として編制し、四十人学級編制を完成させます。

四 四十人学級編制に伴う移行措置による学級増

福島東高校普通科一学級、福島南高校文理科一学級、郡山商業高校情報処理科一学級、須賀川桐陽高校普通科一学級、棚倉高校普通科一学級の五校五学級です。

なお、福島東、福島南、郡山商業、須賀川桐陽の四校は、九年度に引き続き学級増となります。

五 学級減

なし

六 学科転換・学科改編

安積高校の理数科一学級を普通科に、郡山女子高校の家政科三学級、保育科一学級を普通科に、小野高校の普通科三学級、産業技術科一学級、商業科一学級を総合学科五学級に、小高商業高校の商業科三学級を流通ビジネス科二学級、会計科一学級に、それぞれ、学科転換・学科改編します。

七 男女共学

郡山女子高校、郡山高校の普通科を男女共学とします。

八 校名変更

郡山女子高校を郡山東高校に変更します。

※学級増、学科転換・学科改編等の状況については表2のとおりです。

※十月十七日に県庁内記者クラブで行われた募集定員発表の際、「各中学校においては、保護者と緊密な連携を図り、生徒の興味・関心、能力、適性の的確な把握に努め、適切な進路指導に万全を期するよう期待します」

との教育長談話がありました。

 

表2 平成10年度県立高等学校生徒募集における学級増、学科転換・学科改編等の状況

課程 学校名 学級増 学科転換・改編 備考

全日制 福島東 普通科1学級

福島南 文理科1学級

安積 理数科1学級→普通科 普通科合計10学級

郡山女子 家政科3学級 保育科1学級 →普通科 普通科合計10学級 校名変更:郡山東高校

郡山商業 情報処理科1学級

須賀川桐陽 普通科1学級

小野 普通科3学級 産業技術科1学級 商業科1学級 →総合学科5学級

棚倉 普通科1学級

小高商業 商業科3学級→流通ビジネス科2学級 会計科1学級

計 5校 5学級 4校 13学級 校名変更1校

 

 

 


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