教育福島0208号(1998年(H10)01月)-047page

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えた。県中学校長会は、十月十六日に知事や教育長の出席のもとで、大熊町文化センターを会場に、中学校教育の発展を祝い中学校教育五十年記念式典を行った。

また、これまでの五十年を振り返るとともに二十一世紀を展望して中学校長会編による「福島県中学校五十年史」を刊行した。

 

海洋文化・学習施設(仮称)建設工事に着手

新しいタイプの海洋ミュージアムとして整備

 

文化の秋、小名浜港二号埠頭において『海洋文化・学習施設(仮称)』の建設工事に着手した。

「海を通して『人と地球の未来』を考える」を基本理念とする本施設は、水族館機能をメインに海洋博物館、海洋科学館の機能を併せ持つ施設として整備し、平成十二年夏の開館を目標としている。

環境再現型展示、各種参加体験型アイテムを有し、楽しみながら学ぶ施設として、新しいタイプの海洋ミュージアムを目指している。

 

子供に「生きる力」を!

親と子の心を結ぶ家庭再発見推進事業

 

今、家族・家庭が変わりつつあるが、どのように変わればいいのかが問われている。そのような中で『子どもの「生きる力」を育む家族・家庭の在り方』をテーマに、親をはじめ子育てに携わる方々に学習・交流の機会を提供する事業を推進した。

「家庭教育出前講座」は、県内四会場(白河市、会津坂下町、原町市、二本松市)で開催し、講演、家族や子育てサークルの発表、父母や地域活動者ごとの討議などを行った。十二月には福島市で、それらを集大成した「家庭再発見フォーラム」を開催した。

 

考えたよ、話したよ、二十一世紀への提言

参議院五十周年記念「子ども国会」で本県代表子供議員六名が弁論

 

全国から二十一世紀に活躍する子供たちの代表二五二名を国会に迎え、国会の仕事や政治に理解を深めてもらおうと七月二十九・三十日に「子ども国会」が開催された。

本県の子供国会議員も「自然と環境」「学校、遊び、友達」「お年寄りや身体の不自由なひとたちとのふれあい」など六分野の委員会で熱い論議を交わした。翌日の本会議では、各大臣が臨席する中、委員会討議内容のまとめを報告、さらに、いじめ、資源、福祉問題等の意見交換も行われた。最後に委員会での提言をまとめた「子ども国会宣言」を採択、首相からメッセージをいただき幕を閉じた。

 

県文化功労賞に安齋リウ氏

文化の日に教育・文化関係表彰式を挙行

 

本県文化の向上に著しい業績を残された個人に授与される県の文化功労賞に、「芸術部門・邦楽領域」で琴三弦教授の安齋リウ氏(福島市)が選ばれた。

県文化センターで挙行された表彰式では、本県の教育・文化の振興と発展に貢献、その功績が顕著である個人や団体・施設に対しても、教育・文化関係功労者、永年勤続表彰者、県文学賞受賞者等の表影を行った。

 

磐城女子高校が高校生の文芸日本一

文芸部誌「閼伽井(あかい)五十三号」が栄冠

 

第十二回全国高等学校文芸コンクールの文芸部誌の部で、磐城女子高等学校の文芸部誌「閼伽井(あかい)五十三号」が最優秀賞に選ばれ、文部大臣奨励賞も併せて受賞した。表彰式は、十二月十二日に東京のフロラシオン青山で行われ、磐城女子高等学校文芸部は輝かしい栄冠を手にした。また、同部門で磐城高等学校文芸部誌「磐高文学五十四号」は奨励賞、小説部門ではあさか開成高等学校二年福嶋功君の「図書館で」が優秀賞を受賞し、本県高校生の文化活動のレベルの高さを示した。

 

琵琶湖畔、都大路の風を切る

全国駅伝で、田村高校、大熊中が入賞

 

女子第九回全国高校駅伝競走大会で、都大路を快走した田村高等学校が県高校最高記録をマークして五位となり、二年連続入賞を果たした。また、琵琶湖の景観を背景に開催された第五回全国中学校駅伝競走大会では、大熊中学校の女子が本県では過去最高の五位入賞、陸上部創部一年目の快挙である。

 

 

 


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