教育福島0209号(1998年(H10)02月)-004page

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文化の窓

県立博物館春の企

県立博物館春の企画展

戦国の城

天守閣への道

姫路城や若松城のように、高くそびえる豪華な天守閣や整然と積み上げられた立派な石垣に囲まれた江戸時代の城は、日本の城の代表としてひろく親しまれています。こうした近世城郭の魅力をより深く知るためにも、その源流となる中世の城館、とくに戦国時代の城に目を向け、まだあまり知られていないその実像に迫ろうというのが今回の企画展です。

堀や土塁で守られた中世城館が、現在の福島県域だけでも2,000ヶ所近くもあったことが報告されています。戦乱のうちつづく世の中を時代背景として、武将から庶民まで人々の身近なところに、さまざまなタイプの城がつくられていたというわけです。

この企画展では、城の縄張りや城内の建物の配置を描いた絵図などももちろん展示します。しかし、それだけではありません。戦国武将たちがしたためた書簡・日記や、城跡から掘り出された彼らの身の回りにあったであろう武器・武具や生活の道具などをできる限り集めて展示します。この時代に生きた人々の営みを、城を手がかりに再現できるような展示を目指しています。

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<P>桑折西山城主伊達植宗独眼竜政宗の曾祖父(仙台市博物館蔵)
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