教育福島0209号(1998年(H10)02月)-019page
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障害児に関する専門書等や、教育関係機関の研究紀要、各学校の研究物の総数と、貸し出し等については前記のとおりです。
三 教職員研修事業
教職員研修講座の専門研修は、小・中学校や盲・聾・養護学校の教職員、施設職員、保母、保健婦等を対象に幅広く募集を行っています。
いずれの講座も受講者が主体的に参加し、意欲をもって研修ができるように演習・実技・協議等、体験をとおした講座内容を工夫しています。平成十年度の専門研修は、次のとおりです。
教職員研修講座(専門研修)
○養護教育研究実践研修講座(前期)(中期)(後期)
○自閉症児の教育研修講座
○学習障害児の教育研修講座
○視覚・聴覚・言語障害研修講座
○肢体不自由教育研修講座
○障害児健康・安全教育研修講座
○障害児教育相談研修講座
○障害児早期教育研修講座(一班)(二班)
○障害児コンピュータ教育研修講座1)「基礎」
○障害児コンピュータ教育研修講座2)「応用」
○心理アセスメント実技研修講座
○軽度精神遅滞児の教育研修講座
○職業能力開発教育研修講座
○重度・重複障害児教育研修講座
○養護教育作業学習実技研修講座
(1) 平成十年度新設講座紹介
平成十年度の新設講座は、情報化社会に対応したコンピュータ教育に関する研修講座、子供の心理特性を把握し、適切な支援を行うための研修講座、早期発見・早期教育の重要性・必要性に関する研修講座等、研修者の多様なニーズや社会のニーズに応じた研修講座を構築しました。
その他の新設講座
○障害児健康・安全教育研修講座
本研修講座は、障害児の医学、病理、医療知識、健康面での留意事項、健康教育、安全教育に関する内容により構築しました。
○養護教育作業学習実技研修講座
本講座は、子供の実態に応じた職業的自立を目指した指導の在り方や作業学習の具体的な指導内容・方法について研修を行います。
講座の運営にあたっては、知識偏重にならず体験をとおした研修を重視し、受講者が進んで取り組める研修に心がけています。
(2) 特色ある研修をめざして
継続して実施している研修講座の一部を紹介します。
◎コンピュータ教育研修講座
高度情報化社会のニーズに対応した研修として実施されており、ソフト、ハードの両面から専門的な研修が行われています。
◎自閉症児の教育研修講座
自閉症児へのかかわりやきめ細かな援助の在り方について学べる研修講座です。
(3) 現場教師へのきめ細かな支援
◎フォローアップ研修講座を開設
講座期間のみならず、年間をとおして受講者が抱えている課題について、その解決へのフォローアップ(支援)を継続的に行う講座です。
◎魅力ある公開講座を開設
養護教育に関する最新の情報や話題を広く養護教育関係者等に公開します。
四 調査・研究事業
調査・研究事業は、プロジェクト研究、長期研究員研究、実践研究、学習指導研究、情報教育研究からなり、それぞれ研究テーマに応じて実践を中心に専門的な研究を行います。
(1) プロジェクト研究
プロジェクト研究は、養護教育における今日的課題や社会のニーズに応じた具体的な内容を取り上げ、次の三つの研究を行います。
○プロジェクト研究1)
早期教育相談システム及び内容・方法に関する調査・研究
○プロジェクト研究2)
特殊教育における個別教育プログラムに関する研究
○プロジェクト研究3)
コンピュータ教育支援研究
(2) 実践研究
実践研究では、子供たちの主体的、自主的活動を促し、実態に応じたきめ細かな学習を支援するための研究として教材・教具等に関する開発・研究を推進します。
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コンピュータに関する研修のひとコマ(マウスジャンクションコネクタの作製)
(3) 学習指導研究
本研究では、県内盲・聾・養護学校及び小・中学校教員等との教育実践に基づく共同研究を実施します。
研究成果については、研究紀要にまとめ、各学校へ配布するとともに、二月中旬の研究発表会で報告します。
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