教育福島0209号(1998年(H10)02月)-051page

ふくしまの学校建築

会津高田町立第一中学校

東側校舎外観

コンピュータ室

会津高田町立第一中学校は、旧校舎の老朽化により平成6、7年度に改築しました。会津地方では、会津若松市立第二中学校に次ぐ2例日の教科教室型(※)の学校です。

計画にあたっては、生徒の創造力や自主性を養う環境づくりを基本構想に、学級や学年を越えた心のふれあいを重視した交流の場を設定することとしました。

建物は、多目的ホールを中心として南側に普通教室・管理棟、北側に特別教室棟と体育館を配しています。普通教室は、教室4、ホームベース4を一つのまとまりとして、中央にメディアセンターと教科研究室を配し、全体で教科センターを構成しています。教科センターは各学年のまとまりにも対応し、生徒の自主的な学習意欲や交流の機会が生まれる環境になっています。(学校規模12学級、生徒数376名)

メディアセンター

※　教科教室型とは、各教科とも専用の教室で授業を行う形態のことで、クラスルームがなく、生徒はホームベースと呼ばれるロッカー室で教科書や用具を取り替え、授業ごとに教室を移動します。