教育福島0212号(1998年(H10)07月)-006page
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提言
諸外国におくれをとらない
学校改革を
福島県小学校長会長
佐藤幹夫
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一昨年、教員海外派遣福島県団の団長として、ヨーロッパ二か国(ハンガリー、ドイツ)を訪問する機会を与えていただきました。
ハンガリーでは、幼・小・中・高の四校、ドイツでも幼・小・中・高そして特殊教育学校、大学等七校の学校訪問をしました。
訪問の挨拶とお礼の挨拶は、どこへ行っても私の任務でありました。現地語での挨拶は到底無理なので、『今日は』と『ありがとう』だけは現地語でやろうと心に決めて、事前に調べて出発をしました。
挨拶の頭と終わりには、どこでも現地語を入れました。
『ヨー ナポト(今日は)』『クッスヌム(ありがとう)』
《ハンガリーにて》
『グーテン アーベント(今晩は)』『ダンケ(ありがとう)』
《ドイツにて》
どこでも、笑顔で迎えてくれ、握手で別れを惜しんでくれました。
ドイツでは調子に乗って、
『イッヒ コメ アウス フクシマ、ヤーパン』
『イッヒ フロイエ ミッヒ ズィー ケネンツーレルネン』
(私たちは、日本国の福島県から来ました。皆さんにお会いできて、うれしいです。)
とまで、やってのけました。果たして通じたのかどうか、定かではありません。
途中の会話は一切、通訳のカタリンさんと樺島さんにお世話になりました。
高校、大学時代に英語は不得手の方ではなかったはずなのに、会話のできなかったことは悲しいことでした。
いま日本では、学習指導要領の改訂作業が進行中であります。この夏には、教育課程審議会の答申が出され、年内には新しい学習指導要領が告示される運びになっています。
戦後教育五十年、数えて六回目の全面改訂であります。
今次改訂の目玉は、「総合的な学習の時間」の創設である
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