教育福島0214号(1998年(H10)07月)-031page
美術館だより
「美術館の普及事業」
各種実技教室から
県立美術館では、常設展や企画展のほかに、講演会、鑑賞講座、ギャラリートーク、コレクショントーク、団体解説、映画会、実技講座等の普及事業を開催しています。ほとんどが鑑賞の手だてとなることをねらいとするものですが、さらに受講者がものを実際に制作しながら、作る楽しさを体験できるのが実技講座です。
絵画、版画、彫刻、工芸その他分野も多岐にわたり、子供から一般まで対象も様々で毎年趣向を凝らしてバラエティーに富んだ内容で開催しています。今年すでに開催した中から、そのいくつかを紹介しましょう。
親と子の美術教室
「ピエロのノームと牛乳パックでつくろう!」
テンポの速い講師の巧みな話術にのって、笑いのあふれる中、牛乳パックで様々な工作を楽しみました。
実技講座 「シルクスクリーン版画」
感光法を使って3枚の版から色彩豊かな作品を作りました。
実技講座 「日本画の技法」
花を描きながら、絵の具の溶き方や塗り方など日本画の技法を基礎から体験しました。
わんぱくミュージアム 「すすめ!パック船」
紙パックを使ってゴム動力で進む船をつくり、美術館の池に浮かべて遊びました。