教育福島0217号(1999年(H11)02月)-017page
教員や保護者の方々が利用できるように整備を図っていきます。
センターでの閲覧のほかに、貸し出しも行います。
5 養護教育ビデオ放映
図書資料室で養護教育に関するビデオを随時ご覧いただけます。
三 教職員研修事業
障害の重度・重複化、多様化が進行する中で、その指導の在り方を再度問い直し、教職員の資質の向上を目指した研修講座を構築しています。
当センターでは、「障害についての専門的な知識」や「児童生徒理解の視点」、「児童生徒のニーズをとらえた指導の在り方」、「学習環境の整え方」等の研修を行います。受講対象者は盲・聾・養護学校、小・中学校、高等学校の教員のみならず幼稚園、保育所、施設等の職員、保健婦等です。
1 教職員研修講座
平成十一年度の専門研修講座は次のとおりです。
・養護教育研究実践研修講座(前期・中期・後期)
・自閉症児の教育研修講座
・視覚・聴覚・言語障害研修講座
・学習障害児の教育研修講座
・肢体不自由教育研修講座
・障害児教育相談研修講座
・障害児早期教育研修講座(一班・二班)
・障害児健康・安全教育研修講座
・心理アセスメント実技研修講座
・重度・重複障害児教育研修講座
・軽度知的障害児の教育研修講座
・障害児コンピュータ教育研修講座1)〔基礎〕
・障害児コンピュータ教育研修講座2)〔応用〕
・障害児の教材・教具実技研修講座
・領域・教科を合わせた指導研修講座
※主体的参加型研修
受講者が体験的に研修できるよう、各研修講座では実技や演習を多く取り入れます。
2 新設研修講座の紹介
・ 障害児の教材・教具実技研修講座
一人一人の児童生徒が学習に興味と関心を寄せながら主体的に活動するためには、教材・教具の工夫が大切です。本講座では教材・教具の役割等の講義や製作実技をとおして専門性の向上を図っていきます。
・ 領域・教科を合わせた指導研修講座
障害の種類や状態、発達段階に応じて実践されている領域・教科を合わせた指導について、その意義や内容等を中心に研修を行い、授業の充実を図ります。
3 公開講座開設
専門研修講座のうち、養護教育についての最新の情報や話題を提供する講義等をいくつか公開します。
四 調査・研究事業
情報化、核家族化の進行、地域社会の教育力の低下、介護保険等福祉制度の見直し等、児童生徒を取り巻く社会は急速に変化しています。養護教育対象児の社会参加・自立を考えるとき、現実の社会でどう主体的に生きる力を育むのか、日々の生活や学校での授業、進路、関係機関の連携をどのように考えるべきなのか等を長期的展望に立って研究しています。
1 プロジェクト研究
養護教育における今日的課題に応じて次の三つの研究を行います。
「養護教育における個別の指導計画に関する研究」(三年次)
「早期教育相談システムに関する研究」
「コンピュータ教育に関する研究」
2 実践研究
各学校の教員が日ごろの授業実践をとおして研究している内容について支援します。また、教材・教具等に関する開発研究を行います。
3 情報教育研究
養護教育における情報教育の在り方について実践的に研究します。
4 長期研究員研究