教育福島0217号(1999年(H11)02月)-034page

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特別企画1)

 

地域における「心の教育」専門家会議

建議

地域における「心の教育」の充実を図るために

総務課

 

近年の科学技術の急速な進展に伴ってもたらされた国際化、情報化及び少子高齢化等の社会の変化は、子供たちにとって豊かな人間性をはぐくむ様々な体験の機会や場が少なくなり、望ましい人間関係を築くことが難しくなるなど、健やかにして心豊かな成長を期する上で、様々な影響が現れております。

子供たちが健やかにして心豊かに成長するためには、言うまでもなく、美しいものや自然に感動する心、生命を尊重する心等をはぐくむことが求められ、このことは、学校の中だけで育むことができるものではなく、社会全体で取り組んでいく必要があります。

このことから、県教育委員会では、「心の教育」の一層の充実に努めるため、学校・家庭・地域社会の三者を挙げた「すこやかハーモニー『心の教育』総合推進事業」を実施しているところであります。より一層、この事業の充実を図るため、平成十年六月に「地域における『心の教育』専門家会議」を設置し、「心の教育」の充実を図る上で、どのような施策・事業を行うべきかについてご議論をお願いし、建議をいただくための諮問をいたしました。

 

地域における「心の教育」専門家会議委員

(◎印:委員長、○印:副委員長)

◎塚本繁(福島女子短期大学教授)

横塚怜子(福島北高等学校スクールカウンセラー)

宍戸善政(福島県青少年団体連絡協議会事務局長)

鴫原弥(宮城教育大学非常勤講師)

○早川敬介(福島県PTA連合会会長)

根本華枝(郡山市子ども育成連絡協議会中央支部監査)

西脇陽子(いわき市立常磐病院神経料心理室臨床心理士)

星輝夫(西白河郡大信村教育委員会教育長)

宗像精(会津若松市教育委員会教育長)

小野田宗郎(大熊町教育委員会教育長・平成10年9月30日まで)

安部哲夫(福島県教育センター所長)

武田國男(県北教育事務所長)

富山英正(郡山自然の家所長)

 

地域における「心の教育」専門家会議は、子供たちをめぐる現状と課題について専門的見地から全体的な検討を行い、子供たちの健やかな成長を地域社会全体で支援するためのより有効な手法・施策等について、六月の第一回会議以来五回にわたって検討を重ねました。平成十年十二月二十四日、県教育委員会はその成果である建議を、専門家会議からいただきました。

 

育』の充実を図るために」と題された建議は、次の四章から構成されています。

 

「地域における『心の教育』の充実を図るために」と題された建議は、次の四章から構成されています。

 

1 子どもたちをめぐる現状と課題

2 「心の教育」を進めるうえで特に注目すべき点

3 「地域」で何をなすべきか

4 県・市町村の施策の基本方向

 

 

 


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