教育福島0218号(1999年(H11)4・5月号)-022/52page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]


イ 安全教育指導者研修会(県北、県南、いわき)

ウ 心肺蘇生法実技講習会

工 新規採用養護教諭研修

オ 養護教諭経験者研修 1

カ 養護教諭経験者研修 2

キ 養護教諭経験者研修 3

ク 歯科保健指導者研修会

ケ 保健室相談活動研修会(教育センター)

2)派遣事業

ア 薬物乱用防止教育中央研修会(東京都)

イ 交通安全教育指導者中央研修会(東京都)

ウ 健康教育指導者中央研修会(東京都)

工 保健室相談活動中央研修会(東京都)

オ 北海道・東北ブロック養護教諭実技講習会(宮城県仙台市)

力 全国養護教諭研究大会(神奈川県横浜市)

キ 東北学校保健大会(秋田県秋田市)

ク 全国健康教育研究協議会(東京都)

ケ 学校環境衛生・薬事衛生研究協議会(岡山県岡山市)

コ 全国学校保健研究大会(岐阜県岐阜市)

サ 全国学校歯科保健研究大会(札幌市)

シ エイズ教育中央研修会(東京都)

ス 養護教諭中央研修会(東京都)

セ 防災教育・災害時の心の健康に関する中央研修会(東京都)

ソ 学校安全研究大会(東京都)



4 学校給食の充実

学校給食は児童生徒にバランスのとれた食事を提供することにより、健康の増進、体位の向上を図ろうとするものである。

近年、個々人のライフスタイルの多様化や外食産業の拡大など、食生活をとりまく社会環境等の変化に伴い、外食・加工食品の利用者の増加や朝食欠食率の増加など、個々人の食行動の多様化が進んでいる。

このような食行動の多様化を背景にして、カルシウム不足や脂肪の過剰摂取などの偏った栄養摂取、肥満等の生活習慣病の増加及び若年化、貧血、疲れ、集中力の欠如など、食に起因する新たな健康問題が増加しており、児童生徒に対し、生涯を通じた健康づくりの観点から、食生活の果たす重要性と健康について考えていく姿勢を培っていくことは、学校給食の重要な役割となっている。


(1) 食事内容の向上・充実

学校給食は、栄養バランスのとれた食事内容、食についての衛生管理などをじかに体験しつつ学ぶなど、食に関する指導の「生きた教材」として活用することが可能であり、食事内容の向上・充実と活用の徹底を学校等に図る。

1)生きた教材となりうる学校
給食献立の立案と実践


(2) 食に関する指導の推進

年間約百九十日ある給食の時間を活用し、関係教科、特別活動等との連携を図り、食生活を自分自身の健康問題としてとらえる能力(自己管理能力)の育成を目指すとともに、家庭や地域社会の役割分担を確認し、相互連携のもとで推進するよう市町村教育委員会や学校等へ指導の徹底を図る。

1) 献立に基づく具体的年間指導計画の立案と実践

2) 全教職員の共通理解に立つた給食指導の実践

3) 研究指定校の成果の普及


(3) 食事環境の整備.充実

児童生徒が落ち着いて食事ができ、人間関係を深めることのできるような時間の確保と雰囲気づくりができる施設整備を学校及び市町村教育委員会等へ指導の徹底を図る。

1) 適切な給食時間の確保やランチルームなどの環境整備


(4) 衛生管理の徹底
昨年の本県学校給食における食中毒事故は、最新施設からの発生であり、関係機関に多大の不安と懸念を生じさせた。

今年は絶対発生させないことを目標に、防止に向けての諸条件(衛生意識の高揚、衛生管理体制の確立、調理の在り方他)の整備を図るよう、市町村教育委員会等への指導の徹底を図る。

1) 学校給食施設訪問実施状況点検による状況確認と指導

2) 「学校給食における衛生管理の手引き」の活用による食中毒の防止

3) 衛生管理研修会の開催

4) 保健所、学校保健委員会の指導助言による衛生管理体制の確立


(5) 給食施設・設備の改善・充実

保健所における立ち入り検査の改善勧告に対する改善計画の早期実施等について、市町村教育委員会等へ指導の徹底を図る。

1) 国庫補助事業の活用による整備促進

三十一ページに続く


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。