三日目
○講義4 「道徳に関する様々な資料」
・ 道徳の授業に活用できる様々な資料の紹介を中心とした講義
○実践報告
小学校一班 齋藤 泰文 先生 (会津若松市立日新小学校)
小学校二班 上石 和子 先生 (福島市立蓬莱東小学校)
中 学 校 高野 康男 先生 (郡山市立守山中学校)
・ 学校で道徳教育を研究的に取り組んでいる先生の実践発表・指導
実践報告で上石先生が紹介した教具
(メガネは板磁石でできている)
二 研修者の感想より(平成十年度)
○ 実際に道徳の授業をするのにすぐ役立つ内容が多く、充実した中味であった。演習「ロールプレイングの実際」では、体を動かしながら楽しくその方法を学ぶことができた。
○ 講習はすべて感動的であり、受講してよかったと思う。心を動かす、心をふるわす経験や体験が人としての栄養、活力になっていくのだと感じた。
○ 江橋先生の講義は、特に印象に残った。道徳教育は、教育者の子供たちへの愛が一番大切であると感じた。最後に先生が感極まって涙したことも先生がその手紙を書いた子供への愛情からだと思う。江橋先生とお会いして道徳教育をする者のあるべき姿のようなものを見せていただいたように思った。
○ 年間三十五時間、様々な資料を用いて授業を計画、実践していくことは、子供たちのみだけではなく、教師自身も楽しい時間が過ごせることが分かった。楽しめる道徳にするために、私自身も始めの一歩を踏み出してみたくなった。
○ 実践報告を聞いて、マンネリ化にならない様々な方法を教えていただいた。目の前の子供たちをこうしたいという強い思いをもち、子供たちに合った資料を開発されて授業に臨まれている姿に感動した。これが心に響く道徳の授業だと実感した。
昨年未に告示された新しい学習指導要領にも、道徳教育の重要性が特に強調されています。道徳教育の要となる年間三十五時間の「道徳の時間」が、より一層充実したものになるように日々研修することが大切です。
教育センターの「道徳教育実践講座」においても先生方のニーズに十分応えていきたいと考えています。
特に今年度は、子供の心に響く様々な資料を紹介するなど、先生方が計画、実践する道徳の授業がさらに充実するよう、講座内容に工夫改善を加えていきたいと思います。
講座で紹介したジャガイモを使った道徳授業