教育福島0220号(1999年(H11)7・8月号)-038/52page

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教育事務所発

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

会津教育事務所
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春の猪苗代湖から秀峰磐梯山を望む
春の猪苗代湖から秀峰磐梯山を望む

会津教育事務所管内の各学校では、心豊かでたくましい児童生徒の育成を目指して、様々な取り組みをしています。これらの中で、今回は特色ある三つの学校を紹介します。

私たちのじまんの新しい学校

会津若松市立湊小学校

本校は、本年四月一日に、会津若松市立原小学校、共和小学校、双潟小学校、赤井小学校が統合して開校しました。児童数の減少や校舎の老朽化に伴い統合の話が具体化され、湊地区のほぼ中心に位置する共和地区に学校が建設されました。

統合の準備が具体化するにつれ、高学年では、仙台市や新潟市での体験学習やクロスカントリースキーの体育の授業などを四校合同で実施してきました。また、低・中学年でも、遠足を合同で実施するなど統合を見通して、児童の交流に努めてきました。

開校の準備は、四校の全教職員が九部会にそれぞれ所属して行いました。教育目標を含めた学校経営の方針の検討や教育課程の編成、備品などの移転、スクールバス運行計画の作成、運動着の選定、開校式やPTA発足の準備などを、地域や保護者の理解を得ながら進めてきました。また、校章・校歌の制定は、地域ぐるみで行われました。

校舎には木材がふんだんに使われ、グラウンドは広く、ゆったりとしています。ペアガラスの窓や体育館の暖房、水が温められるプールなど寒冷地に対応した設備もあります。また、スキーの授業のためにスキー乾燥室も設置されています。

新しいグラウンドで遊ぶ児童
新しいグラウンドで遊ぶ児童

開校式風景
開校式風景

本校の教育目標は、「郷土を愛し、豊かな人間性と強い心をもち、たくましく生きる湊の子どもの育成」です。湊の豊かな自然や文化、心温かな人々を愛し、これらを大切にしょうとする「郷土を愛する心」をベースに、二十一世紀を心豊かにたくましく生きる湊の子どもの育成を目指しています。

学校の施設・設備、地域の環境、さらには統合前の旧四小学校のよさと統合したことのメリットを生かし、『伸びよう、伸ばそう』を児童と教職員の合言葉にして、開校初年度の教育活動に取り組んでいます。


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