教育福島0220号(1999年(H11)7・8月号)-042/52page

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五%、一番少ないのが五一歳〜五五歳の人で〇・七%です。

2) “経過観察”は、一番多いのが三〇歳の人で二六・八%、一番少ないのが五六歳以上の人で一一・六%です。

3) “要注意・要精検”は、一番多いのが三一歳〜三五歳の人で、五九・七%、一番少ないのが五六歳以上の人で五一・九%です。

4) “要治療”は、一番多いのが五六歳以上の人で三五・二%、一番少ないのが三一歳〜三五歳の人で九・二%です。

5) 全体的な傾向としては、“異常なし”と“経過観察”は年齢が高くなるにしたがって減少し、一方”要治療”は年齢が大きくなるにしたがって増加しています。

しかし、“要注意・要精検”は年齢による違いはあまり無く、全ての年代で各々約五〇%を占めています。

次に、検査項目別受診結果について見てみましょう。

クラブ3 平成10年度 人間ドック検査項目別受診結果表
平成10年度 人間ドック検査項目別受診結果表

2 検査項目別受診結果について

グラフ3は、人間ドックの受診結果のうち“異常なし”の少ない項目を上から順に並べたものです。

このグラフからは、1) “異常なし”は、一番少ないのが肝機能で五五・四%、次の循環器で五六・四%、三番目が一般理学で五七・四%、四番目が消化器系で五九・〇%です。

※ 一般理学とは、
身長、体重、肥満度、視力、血圧等の検査を含みます。

※ 循環器検査は、
血液脂質(コレステロール、中性脂肪等)、心電図等の検査を含みます。

2) “経過観察”は、一番多いのが血液系の二四・六%、次に多いのが肝機能の二一・六%です。

3) “要注意・要精検”は、一番多いのが肝機能の二二・〇%、次に多いのが消化器系で二一・四%、三番目に多いのが循環器の二〇・二%です。

4) “要治療”は、一番多いのが循環器の六・八%、次に多いのが消化器系の四・二%、三番目に多いのが糖尿病の三・〇%です。

5) 全体的な傾向として、近年、食生活を中心としたライフスタイルの欧米化により、コレステロールや中性脂肪が高い状態(高脂血症)の人が増加し、循環器系障害や肝機能障害の人が増加しております。

※「沈黙の臓器」肝臓!
病気になっても症状が現れにくく八〇%〜九〇%の障害があっても血液検査で異常値を示さない場合もあります。 しかも、一定の限度を越えると、なかなか元に戻りません。
早期発見・早期治療が一番です。


次に、地域別受診結果について見てみましよう。


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