教育福島0220号(1999年(H11)7・8月号)-048/52page

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福島県文化財センター白河館(仮称)

愛称募集


福島県文化財センター白河館(仮称)は、埋蔵文化財の収蔵保管、研修、教育普及、展示、野外体験等を行う公開施設として、白河市白坂に平成十三年に開館します。この文化財センター白河館の愛称を次のように募集しています。

〔愛称の内容〕
平成十三年夏にオープンする福島県文化財センター白河館(仮称)にふさわしい愛称を募集します。

〔応募資格〕
どなたでも応募できます。

〔応募方法〕
1) 作品はハガキ一枚に作品一点として、作品の簡単な説明を添えてください。
2) 住所・氏名・年齢(児童・生徒は学校名・学年)を明記してください。
3) 作品は、自作・未発表とします。
4) 一人何点でも応募できます。

〔応募先〕
〒九六〇−八六八八 
福島市杉妻町二番一六号 
福島県教育庁文化課
TEL 〇二四(五二一)七七四三

〔募集期間〕
平成十一年六月一日(火)〜八月三十一日(火)

〔応募締切〕
平成十一年八月三十一日(火)(当日消印有効)

〔発表〕
平成十一年十一月末日までに入賞者に通知し、発表します。

〔入賞〕
◆最優秀賞一点……賞状及び副賞十万円
◆優秀賞三点……賞状及び副賞一万円

但し、入賞者が児童・生徒の場合は、副賞は図書券とします。

*該当者多数の場合は、抽選で決定します。

〔その他〕
1) 応募作品は返却しません。
2) 入賞作品の著作権・版権は福島県に帰属します。
3) 入賞作品を補作して使用する場合があります。

▼問い合わせ先▲
〒九六〇−八六八八 
福島市杉妻町二番一六号 
福島県教育庁文化課 文化財センター整備班
TEL〇二四(五二一)七七四三


チャイム

「アクアマリンふくしま」オープンに向けて

野地 敏明

野地敏明

五月二十六日、午後八時三十分、北海道で収集した魚たちを積んだ活魚輸送車が、ストックヤード(生物蓄養施設)に到着した。

待ち構えていた職員に緊張感が走る。直ちに活魚輸送車水槽内の水質測定が行われる。水温九・六℃。pH七・四六。

いよいよ魚の搬入が始まる。「アツモリウオ・一」、「オオカミウオ・一」、「ホテイウオ・二」普段温厚な飼育職員だが、この時ばかりは、施設内に神経質そうな声が大きく響き渡る。

十八種、六十八点の魚たちは、種類ごとにビニールの袋で慎重に水と一緒にすくわれていく。鱗と粘液で保護されている魚たちにとって、体表が傷つくことは、生命の危機につながる。水槽への移動は、魚にダメージやストレスを与えないように手際よく行われる。この魚たちは、来年夏オープンするアクアマリンふくしまの展示コーナーの一つ『オホーツクの海』での大切な主役たちなのだ。

十時○○分、一つの仕事を終えた飼育スタッフの面々に、安堵と疲労感が浮かぶ。このような生物搬入は、深夜に及ぶこともある。

これまで教職経験しかなかった私にとって、「水族館」の裏舞台は、新鮮な体験であった。

地元いわき市はもちろん、本県の長年の夢と期待を担う新しいタイプの海洋文化・学習施設「アクアマリンふくしま」は、今、順調に整備が進められている。

((財)ふくしま海洋学習館主任指導主事)


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