福島県文化財センター白河館(仮称)
愛称募集
福島県文化財センター白河館(仮称)は、埋蔵文化財の収蔵保管、研修、教育普及、展示、野外体験等を行う公開施設として、白河市白坂に平成十三年に開館します。この文化財センター白河館の愛称を次のように募集しています。〔愛称の内容〕
平成十三年夏にオープンする福島県文化財センター白河館(仮称)にふさわしい愛称を募集します。〔応募資格〕
どなたでも応募できます。〔応募方法〕
1) 作品はハガキ一枚に作品一点として、作品の簡単な説明を添えてください。
2) 住所・氏名・年齢(児童・生徒は学校名・学年)を明記してください。
3) 作品は、自作・未発表とします。
4) 一人何点でも応募できます。
〔応募先〕
〒九六〇−八六八八
福島市杉妻町二番一六号
福島県教育庁文化課
TEL 〇二四(五二一)七七四三
〔募集期間〕
平成十一年六月一日(火)〜八月三十一日(火)
〔応募締切〕
平成十一年八月三十一日(火)(当日消印有効)
〔発表〕
平成十一年十一月末日までに入賞者に通知し、発表します。
〔入賞〕
◆最優秀賞一点……賞状及び副賞十万円
◆優秀賞三点……賞状及び副賞一万円但し、入賞者が児童・生徒の場合は、副賞は図書券とします。
*該当者多数の場合は、抽選で決定します。
〔その他〕
1) 応募作品は返却しません。
2) 入賞作品の著作権・版権は福島県に帰属します。
3) 入賞作品を補作して使用する場合があります。
▼問い合わせ先▲
〒九六〇−八六八八
福島市杉妻町二番一六号
福島県教育庁文化課 文化財センター整備班
TEL〇二四(五二一)七七四三
チャイム
「アクアマリンふくしま」オープンに向けて
野地 敏明
五月二十六日、午後八時三十分、北海道で収集した魚たちを積んだ活魚輸送車が、ストックヤード(生物蓄養施設)に到着した。
待ち構えていた職員に緊張感が走る。直ちに活魚輸送車水槽内の水質測定が行われる。水温九・六℃。pH七・四六。
いよいよ魚の搬入が始まる。「アツモリウオ・一」、「オオカミウオ・一」、「ホテイウオ・二」普段温厚な飼育職員だが、この時ばかりは、施設内に神経質そうな声が大きく響き渡る。
十八種、六十八点の魚たちは、種類ごとにビニールの袋で慎重に水と一緒にすくわれていく。鱗と粘液で保護されている魚たちにとって、体表が傷つくことは、生命の危機につながる。水槽への移動は、魚にダメージやストレスを与えないように手際よく行われる。この魚たちは、来年夏オープンするアクアマリンふくしまの展示コーナーの一つ『オホーツクの海』での大切な主役たちなのだ。
十時○○分、一つの仕事を終えた飼育スタッフの面々に、安堵と疲労感が浮かぶ。このような生物搬入は、深夜に及ぶこともある。
これまで教職経験しかなかった私にとって、「水族館」の裏舞台は、新鮮な体験であった。
地元いわき市はもちろん、本県の長年の夢と期待を担う新しいタイプの海洋文化・学習施設「アクアマリンふくしま」は、今、順調に整備が進められている。
((財)ふくしま海洋学習館主任指導主事)