教育福島0225号(2000年(H11)2・3月号)-017/52page
◇廃止
○小・中情報教育「インターネット」
2) 専門研修3
この研修は、校種共通で「学校経営A講座」、「学校経営B講座」、「教育研究法講座」があり、学校教育全般にわたり、広い視野を培い、指導力を高めるため、研修者と助言者がマンツーマンの形で課題・主題研究に取り組みます。
二 研究事業
教育センターでは、センターの使命、役割を自覚し、県教育委員会の重点施策の具体化と課題解決に十分応えられるように努め、本県の教育推進の一翼を担うとともに特色ある学校づくりについての研究を行い、本県学校教育の充実・進展に資するため、「生きる力」を育てる学校教育に視点を当て、次のような研究を進めます。
(1) 学校の活性化を目指す教員研修
教育改革が進む中、教員の資質、能力の向上が強く求められている現状を踏まえ、望ましい研修のあり方について調査・研究を進めます。
(2) 自ら学び自ら考える力を育成する授業の改善に関する研究
新学習指導要領の実施を視野に入れて、児童生徒が学ぶことの楽しさや成就感を味わえる授業の在り方について各教科の特性を踏まえて、実践的に研究を進めます。
(3) 理科及び技術・家庭科における授業改善に関する研究
新学習指導要領の趣旨を踏まえ、県内小・中・高等学校の観察・実験、実習に関する実態等の調査、及び教材・教具の工夫・改善に関する研究を進めます。
(4) 情報ネットワークの教育的活用に関する研究
教育情報の有効活用を図るために、各学校における教育活動や教職員の研究等の支援及び教育用データベースの構築と運用について研究します。
具体的な研究テーマは、『学習を支援するデータ変更・追加型マルチメディア教材の開発』、『ネットワークにおけるデータベースの運用』、『メール自動返信機能付きアンケート集計システムの開発』等です。
(5) 豊かな人間関係を育む指導援助に関する研究
対人関係での体験不足や希薄化が、不登校等の要因の一つとなっています。この現状を踏まえ、人間関係をつくる力の育成を通して、児童生徒が互いを受け入れ、支え合うことによって、自己実現が図られるような豊かな人間関係を育む指導援助の在り方についての研究を深めます。
三 情報教育事業
情報化が急速に進む今日、学校教育においても情報教育に率先して取り組む必要があります。このような現状を踏まえ、各学校の先生方のニーズに応えられる体制づくりを目指します。
特に、情報ネットワークの拠点としての機能の充実に努め、研修講座では、「ホームページデザイン講座」や「インターネット技術講座」を実施して、指導者の養成に努めます。また、ソフトウェアライブラリーセンター事業では、最新のソフトウェアを豊富に揃え、有効に活用していただけるように努めます。
四 教育相談事業
不登校や学校生活をはじめとする教育上の様々な問題について、幼児、児童生徒や保護者、関係教職員と面接相談や電話相談を行います。必要に応じて遊戯療法や箱庭療法を取り入れ、また、専門医や心理判定員と連携しながら指導援助にあたります。
平成十年度における来所相談は三七六件、電話相談は一〇一九件でした。相談の主な内容は次のとおりです。
1)不登校 2)学校生活 3)家庭生活 4)自閉的 5)進路 6)恐怖不安 7)かん黙 8)いじめ 9)集団不適応 10)習癖異常 11)暴力 12)抑うつ 13)発達遅滞 14)不良交友
五 教育図書・教育資料事業
教職員の教育実践活動に役立つ専門書、研究図書、大学や教育研究機関の研究紀要、月刊誌等を広く収集・整理し、貸与等のサービスを行い、教職員の研究・研修活動を援助します。
これらの図書・資料等は本センターで閲覧できるほか、郵送等による貸し出しの便宜も図っています。
また、「所報ふくしま『窓』」や「研究紀要」を発行します。