教育福島0225号(2000年(H11)2・3月号)-019/52page
1 「所報 養護教育」の発行
センターの事業、養護教育の動向や提言、教育実践等を紹介します。
2 「ふれあいネット」の発行
広く、障害のある子供にかかわる方々に、センターの事業の紹介や養護教育の動向などの情報を提供します。
三 広報・図書資料事業
1 広報
関係機関と連携を図りながら、センター事業や養護教育に関する広報活動を行います。また、図書資料室では、養護教育に関するビデオを準備し、随時ご覧いただけるようにしています。
2 図書資料の収集・提供
関係図書や資料の収集に努め、教職員や保護者の方々が利用しやすいよう、コンピュータによる図書検索などの充実を図ります。また、閲覧のほか貸し出しも行います。
四 研修事業
障害児を取り巻く社会の変化や多様な教育ニーズを踏まえ、直接子供たちの指導にあたる盲・聾・養護学校、小・中学校、高等学校をはじめ、保育所、幼稚園、施設等の教職員の資質の向上を目指し、専門的知識や技能の習得を図るための研修講座を開設します。平成十二年度は次の十五講座です。なお、公開講座及びフォローアップ講座も併せて実施します。
―基礎研修講座―
◇ 養護教育基礎研修講座
―障害別研修講座―
◇ 視覚障害児の教育研修講座
◇ 障害児健康・安全教育研修講座
◇ 肢体不自由児の教育研修講座
◇ 学習障害児等の教育研修講座
◇ 自閉症児の教育研修講座
◇ 重度・重複障害児の教育研修講座
―共通研修講座―
◇ 養護教育研究実践研修講座
◇ 障害幼児早期教育研修講座
◇ 心理アセスメント研修講座
◇ 障害児教育相談研修講座
◇ 知的障害児教科指導研修講座
◇ 領域・教科を合わせた指導研修講座
◇ 障害児教材・教具実技研修講座
◇ 障害児情報教育指導者研修講座
詳しい内容等については、本誌「養護教育センター通信」をご覧ください。
五 調査・研究事業
急速な社会の変化の中で、これまでは多くの知識を教え込みがちであった教育から、自ら学び自ら考える力を育成する教育への転換がせまられています。また、学校、家庭、地域社会での教育や生活全体で、子供たちに「生きる力」を育むことが求められています。
養護教育センターでは、障害のある子供の生涯を見通した教育の在り方など、普遍的な課題や今日的課題について調査・研究を行います。
1 プロジェクト研究
学校や社会の現状、児童生徒の教育ニーズを把握し、視点と展望をもった研究をします。
◇ 「障害児の心の理解と援助のための新たな視点に関する研究」
2 実践研究
課題意識を持ち主体的に実践研究を行おうとしている各学校の教員への支援を行います。
教材・教具の工夫、開発等の研究と併せて、各学校への支援も行います。
3 長期研究員研究
センターの研究員がそれぞれのテーマを持ち研究を行います。
養護教育センター研究発表
養護教育センターが平成十二年度に行う調査・研究の成果を広く発表し、本県の養護教育の充実発展を図ります。
また、研究の成果は研究紀要にまとめ、関係機関に配付します。
六 情報教育事業
障害児が現在の高度情報化社会の中で、情報を共有し生活を豊かにするとともに、自ら学び自ら考える力を育むため、養護教育における情報教育の在り方を探ります。
また、情報通信ネットワークを活用し、養護教育センターの事業や養護教育に関する情報の提供を推進します。
1 養護教育における情報教育に関する研究
2 ホームページ開設による情報の提供
養護教育センターは、これらの事業を通して、養護教育の更なる充実と理解・推進に努めています。