教育年報1957年(S32)-066/71page

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昭和32年度青少年巡回文庫分類別配布図書冊数
出張所\分類別 総記 哲学 歴史 社会
科学
自然
科学
工学
工業
産業 芸術 語学 文学
信夫 5 9 10 20 6 4 15 13 2 67 151
伊達 6 9 11 15 7 9 13 11 4 72 157
安達 2 10 15 27 4 7 14 13 5 83 180
安積 1 12 10 12 5 5 13 18 3 72 151
岩瀬 3 10 5 15 7 6 15 15 8 64 148
南会 1 8 16 16 8 6 16 10 1 68 150
北会 3 14 13 19 5 10 14 9 2 63 152
耶麻 0 16 14 16 5 8 13 13 5 68 158
両沼 2 11 9 17 2 13 14 9 3 72 152
東白 3 11 10 16 9 7 11 13 6 65 151
西白 0 13 5 14 11 9 16 10 1 72 151
石川 2 14 12 15 4 9 13 12 3 73 157
田村 4 10 6 19 7 7 12 13 7 63 148
石城 3 10 14 23 5 6 12 13 4 68 158
双葉 1 15 11 14 1 7 12 15 5 71 152
相馬 2 13 10 17 6 3 12 15 6 69 153
38 185 171 275 92 116 215 202 65 1,100 2,469
比率(%) 2 7 7 11 4 5 9 8 2 45 100


努力しているが、各地に熱心な読書グル

ープが誕生し、現在県内に一八二の読書

会が結成されている、県北地区に約五〇

の読書会がある。これまでの例を見ると

各読書会が孤立しておって進歩がないた

め、本年度は会員の親睦と教養の交流を

はかるため県北地区に読書交換会を開催

した。

 これは一つ一つ読書会を孤立した状態

におかないで相互に連絡づけるととも

に、よりよい方法を他のグループから学

んでいこうというものである。

 なお読書会運営の参考資料として「県

立図書館と読書普及運動」「読書会のし

おり」等々各方面に配布、読書会の結成

および育成の一助とした。

(5)点字図書

 点字図書奉仕事業の運営面で最も大き

ななやみは点字図書の出版がきわめて少

ないということである。どんなに多くの

活字本や雑誌が出版されても盲人にとっ

てはなんの意味もない。しかし、それが

ひとたび点字に訳されると盲人も晴眼者

と全く同様に読書のよろこびをもつこと

ができるのである。

 この一般の活字本を点字に訳して県内

盲人の利用に供することが本館における

点字事業の一番力を注いでいる仕事であ

る。昭和三十年より点訳講習会を県内各

地に開き、すでに五〇名の篤志家の奉仕

をうけて盲人文化の向上を期している

が、さらにこれが拡充をはかるため本年

度は福島、平の二か所に点訳講習会を開

催して奉仕者の確保につとめた。 (利用

状況別表)

 以上館外奉仕の現況の一端を記した

が、二百九万余の人口を有する本県の場

合、貸出文庫、移動図書館、青少年巡回

文庫の活動状況はまだまだ満足すべき状

況にあるとはいえない。これからの館外

奉仕の仕事はその数においても、その内

容においてもなお多くの課題が残されて

いることを痛感するものである。

点字図書利用状況(昭和32年1月〜12月まで)
区分\方部別 県北 県中 県南 会津 浜通り 県外 合計
閲覧人数 353 120 21 195 223 10 922
337 12 16 105 470
690 132 21 211 328 10 1,392
閲覧冊数  総記 89 10 5 58 162
哲学 34 3 16 20 8 81
歴史 40 23 22 6 1 92
社会科学 30 36 1 10 7 2 86
自然科学 125 39 1 54 48 2 269
工学工業 2 5 2 2 11
産業
芸術 23 5 9 2 39
語学 37 2 10 10 59
文学 849 146 41 305 516 5 1,862
1,229 264 43 429 676 20 2,661
閲覧状況 郵送 575 132 21 211 328 10 1,277
携出 115 115
690 132 21 211 328 10 1,392



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