教育年報1958年(S33)-069/83page
中学校の英語1は,中学校の1学年から3学年ま
での全学年を通じて420時間以上を履習したもので
あり,英語2はしからざるもので,これに属する標
本数の割合は28.5,71.5である。英語1に属するも
のの28.5パーセントという割合が少ないのか,それ
とも多いのかは全国のその割合の比較なしではいえ
ないことである。中間発表にはこれがみられなかっ
たのであるが,一応参考までに示しておく。
調査結果の詳細は“昭和33年度全国学力調査”
―昭和34年2月上旬配布―に発表した。
3.教育広報
A 月 報
広報の任務は教育委員会の方針,事実に関する知
識や見解を広く一般教育関係者および県民に伝える
ことによって教育委員会行政の円滑な運営に寄与す
るにある。
すなわち県教育委員会の仕事を理解し,好意をも
ち,協力していただけるよう,活動を活発化させな
ければならない。
33年度をふりかえり広報活動の全般を述べること
にする。
a 編集方針
33年度頭初において月報編集委員が任命され,次の
ような編集方針を確定した。
(1)教育にたいする正しい世論の育成
(2)教育関係者の研修
(3)親しまれる月報
b 刊行計画
(1)発行年10回,毎月1日
但し4・5月,2・3月は合併号
(2)規格 B5版 平均20頁
(3)発行部数 1,900部
(4)配布状況
区分 小学校 中学校 高等学校 盲学校 出張所 市町村長 市町村教育長 市町村教員長 公民館 県教育委員会 県立図書館 県庁内 福大図書館 教組 文部省 全国都道府県 編集用 予備 警本部 計 文書広報課 統計課 財政課 県会事務局 記者クラブ 文設委員 冊数 553 369 69 4 48 122 123 121 243 85 10 2 2 2 2 12 12 2 2 7 46 20 42 2 1,900
c 内容
年間主要記事を一らん表にして次にかかげる。
項 目 発刊号 ◇法令・管理に関する内容 ○教育委員会事務局組織 4・5 ○研究学校一らん 6 ○福島県産業教育審議会の建議 8 ○県立積慶寮の利用について 4・5 ○食中毒の予防 6 ○本県における教職員結核の現況 7 ○分校に関する調査 8 ○不利益処分審査請求事案にかかる
人事委員会の判定12 ○32年度長欠はどうなっているか 9 ○34年度使用教科書採択状況報告 10 ○公立義務諸学校の学級編制および
教職員定数の標準化に関する法律・
施行令・ならびに解説10 ○高校入学者選抜要項 1 ○福島県学力調査実施要項 1 ○33年度末人事異動方針 2・3 ○福島県の文化財一らん 1・2・3 ◇勤務評定に関する内容 ○勤務評定・勤務条件に関する質疑応答 4・5 ○特集
―勤務評定―特集 ○勤務評定に関する声明に答える 8 ○勤評
―評定要素の観察内容―9 ○勤務評定
―県小中校長会よりの要望,県教組
よりの公開質問状に対する回答―9 ◇研修・指導に関する内容 ○特集 算数・数学教育 12 ○特集 理科教育 11 ○話のしかた 4・5 ○よみもの,こづかい,あそび 6 ○理科実験講座について 8 ○子どもがのびてゆく条件 10 ○学歴からみた教員構成 1 ○板書のかき方 1 ○月報「アンケート」について 1・2・3 ○3学期を迎えての配慮 1 ○「君が代」考 2・3 ○道徳教育の方法上の着眼 2・3 ○国語表記抄 2・3 ○夏休みにおける児童生徒の
のぞましい生活指導7 ○冬の児童生徒をどのように
管理するか1 ○新しい運動会のあり方 9 ○教育課程の改訂と道徳教育 10 ◇研究発表 ○低学年における算数評価 4・5 ○読書力を高めるには 6 ○その歩みはのろいけれど
―婦人団体活動―6 ○ホーム・ルーム活動の基礎となるもの 6 ○白鳩学級実践の一端 6 ○6人の教師が語る
―図工教室―6 ○給食の献立 7 ○精薄学級の教育 8 ○本県の学習環境 8 ○読みの指導をどうしたらよいか 9 ○学級集団を育てるために
―仲間づくりへの反省―9 ○考える子どもの育成をめざして 10 ○家庭学習(宿題)をどうしたらよいか 10 ○お話のある教室 1・2・3 ○わたしの学校経営 1 ○学校給食について 2・3 ○お母さんの作文 2・3