教育年報1959年(S34)-060/121page

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  4婦人教育

      〜実際の事業を通して〜

A 婦人指導者講習会

  8月22日〜23日 県南地区 120名

   会場 東白川郡矢祭村

  8月25日〜26日 浜通地区 100名

   会場 常磐市湯本

  8月28日〜29日 南会津地区 80名

   会場 南会津郡館岩村

  8月31日〜9月1日 会津地区 150名

   会場 河沼郡柳津町

  9月3日〜4日 県北地区 135名

   会場 伊達郡梁川町

 婦人団体における学習のあり方を再考し,生活およ

び生産との結びつきを深めるような学習のあり方を工夫

し,参加者のすべてがそれぞれ本音の吐けるような場の

構成についての研究をすすめる等をねらいとして,婦人

団体の中堅幹部の養成につとめた。

 具体的な研究の主題としては,1)会員一人一人の自主

性を高める方途。2)学習内容のきめ方と,学習のすすめ

方はどうあるべきか。3)小集団組織の発生に指導者のあ

り方,等をとりあげ,各地域とも相当の効果をあげるこ

とが出来た。

 講師としては外より招請せず,現況にくわしい課内の

指導係がこれにあたった。

 婦人団体の指導者のために      栗原係長

 地域婦人会をどう考えたらよいか

 ―その性格と活動を中心に―  丹野社教主事

8 婦人学級研究集会

 6月11日〜13日中央会場福島市全市町村教育委員会関

係職員,公民館主事,婦人学級運営関係者等250名の参

加によって開催した。

 「婦人学級の学習計画はどのようにしてたてるべきか」

「婦人学級の組織と学習形態について」等を中心とし

た討議をすすめたのであるが,更に,各地域に於ては,

この中央集会での研究を手がかりとし,併せて,県実験

婦人学級あるいは文部省委嘱婦人学級等が中心となって

それぞれ研究会を持ち,これが参加者は,相当数に達し

ている。

C 両親学級研究集会

 7月9日 県南地区 300名

   会場 白河市立第一小学校

 7月10日 県北地区 300名

   会場 福島市公民館

 7月12日 会津地区 300名

   会場 喜多方市

 7月14日 浜通地区 300名

   会場 双葉郡浪江町立小学校

 PTAの活動は近年ようやく軌道にのり,これが運営

も安定を加えつつあるが,反面それがための問題もおき

つつあることは,たしかである。

 そこで本年度は父兄側を中心とした研究集会をひら

き,PTA活動の実態を再考察し,運営方針を討議し,

その活動の活発化をはかるための研究を推進した。

 各会場それぞれ,地域性を生かし効果のある研究をす

すめたが,地域による落差のあることは認めざるを得な

い。「PTAの運営の向上」という研究主題は,極めて

適正であり,今後も更にこれが研究を深めることが望ま

しい。

D 実験婦人学級・文部省委嘱婦人学級

 県と開催地教育委員会とが協力して,それぞれの地域

に相応した婦人学級の運営についての研究は,昨年度に

引続き,次の二学級を委託し研究を継続してきた。

 ◎白河第二小学校区婦人学級

 ◎信夫郡松川町婦人学級

委託の希望条件としては

 1) 開設者は市町村教育委員会とする。

 2) 学習時間は30時間以上とする。

 3) 定員制とする。

  と,ほぼ昨年と同様であるが,

 4) 学習課題の設定については,特に本年度は,次の

  事項を重点として考慮する。

 ・都市にふさわしい婦人学級の運営のしかたはどうあ

  るべきか。

 ・集団学習における個人の自由と責任を理解するには

  どうしたらよいか。

 ・小集団学習と学級との関係はどうあるべきか。

 また,文部省が直接委嘱している各種学級講座はつぎ

のとおりである。

 ・双葉郡浪江町苅野婦人学級

 ・石川郡石川町    〃

 ・会津高田町尾岐   〃

 ・田村郡西田村高野 〃

 ・磐城市小名浜海友 〃

 ・福島市第三小学校社会学級

 なお,これら委嘱学級の実施状況については,それぞ

れ現地におもむいて学習の実情を調査し,学習の促進を

はかった。

E 婦人問題会議

 第11回婦人週間の実施にあたり, これが趣旨を強調

し,婦人の地位の向上をはかるために,

 4月12日 若松市公民館 300名

 4月14日 郡山市公民館 300名

の二会場に,婦人問題会議を開催し,家庭,職場,団体


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