教育年報1960年(S35)-015/135page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]


 1.部落全員教育に熱情をかたむけ,特に集会室,教員

住宅新築のためには36万円を支出し,更に運動場新設の

ため18万円の協力をしている。

 2.更に児童生徒の就学奨励のため,特に冬期にあって

は除雪,かけ橋の修理,悪道路になやむ児童,生徒の通

学への協力など部落民が一団となって協力している。そ

の実績はまことに大きいものがある。

E第9回福島県文化功労賞

 芸術(洋画研究と美術教育)

      飛田昭喬 教員 男66才

       田村郡三春町大字富沢字砂田19番地

 飛田氏は,旧田村郡石沢村に生れ大正4年本県師範学校卒業,

大正10年東京美術学校を卒業し以来,本県師範学校,

田村高等学校長を歴任した。この間,本県洋画界

の先駆者として,本県美術教育の振興に大きな寄与をな

した。

 美術学校卒業制作の「眠れる児」は帝展第3回に本県

人として初入選し以来,各種の公募展に入選している。

 昭和4年福島県美術協会を設立して公募展を開催し,

あるいは中央の大家を招へいして美術を普及し,名作展

を開催して県下の美術教育の向上に寄与する等先駆的な

役割を果した。

 福島県美術協会展は本年で第28回を迎えその歴史は全

国にもまれである。さらに県総合美術展にはじめから審

査員運営委員としてたずさわりその貢献もまた大きい。

 人文科学(地方史研究)

      広瀬敏 無職 女72才

       相馬郡鹿島町字大河内57番地

 広瀬敏女史は,熊本県生れ日本女子大卒業後,当時の

東京帝国大学の聴講生として日本史を専攻,その後教職

にあり結婚後著述家として活躍した。昭和21年本県原町市石神

に疎開し,婦人青少年教育に尽力し,地方文化運

動を推進し,また二宮尊徳ならびにその高弟富田高慶を

研究して著書を刊行した。

 現在執筆中の「相馬藩における二宮御仕法の研究」は

相馬藩の窮乏を救った二宮尊徳ならびに富田高慶の庶民

政策が相馬・双葉郡下に施行されて大いに効果をあげた

史実を史料を探訪して編さんしている大事業でその成果

は本県史のみならずわが国の社会経済史に大きな貢献と

なるであろう。著書に

 イ,愛のあしあと(ナポレオンの母伝)

 ロ,荒木田麗女著書考,更科日記について

 ハ,松陰先生にゆかり深き婦人

 二,日本叢書索引

 ホ,日本婦人の道

 へ,恋愛,結婚,生活

 ト,青年と文化

 チ,人間二宮尊徳

 リ,未来の足音

 ヌ,二宮尊徳の高弟富田高慶

 ル,増訂日本叢書索引

F 社会教育施設並びに関係団体表彰

◎公民館 2館

 相馬 小高町公民館館長 志賀俊夫

 昭和24年開館以来,組織機構を確立し着実な歩みを続

け計画立案,実施において民主的であり公民館研究集会

の開催により住民の理解と協力を高め各種出版物の活用

各学級の運営,新生活運動の推進にも効果をあげている

 双葉 大熊町公民館館長 西名清

 昭和25年開館以来,地域住民の組織化に努力し各種学

級の開設と体育指導委員会の活動には多大の効果をあげ

ている。施設設備は大規模ではないが,まとまっており

農村公民館の活動としてはモデル的である。

◎青年会 2団体

 石川 玉川村泉青年団 大竹寿雄

 明るい村づくりを目標に郷土産業の振興をはかるため

の生産学習,家庭生活の合理化をはかるための新生活運

動の推進に努力し多大の効果をあげている。

 東白川  塙町植田青年会    吉成正大

 地域の実態調査をもとに農業技術,食生活の改善,新

生活運動に関する事業を継続的に行ない,地域婦人会,

農協婦人部との連けいを密にし新しい農村建設の推進力

になっている。

      ◎婦人会 2団体

 双葉 浪江町苅野婦人会 長浜文子

 学習活動をよくし地域社会の生活文化の向上への貢献

がきわめて大きい。文部省委嘱婦人学級推進の母体とし

てその成果にみるべきもの多い。

 田村  三春町三春婦人会   古宮ヒサ

 適切な計画による会員の自主的活動が続けられた調査

に基く実践活動の成果は見るべきものがあり,常に田村

管内の婦人団体活動の推進力となっている。

◎PTA3団体

 安達 安達村立油井小学校父母と教師の会

             会長  服部寅蔵

 昭和23年10月結成以来PTAの本質的活動を続けて学

校教育を助成し教材教具,施設の充実,環境の整備に努

力し交通安全隊部落懇談会を中心として校外補導につく

しPTA文庫両親学級など成人教育が盛んで学区一丸の

活動を続けている。

 両沼  河沼郡湯川村立笈川小学校父母と教師の会

             会長  高倉好美

 昭和22年1月結成民主的運営をもって会員の教養活動

と地域環境,学校環境の整備をはかり学校給食,校外の

生活補導に特記すべきものがありPTA本来の使命を実

践している。

     県立会津高等学校父母と教師の会

             会長  柏木信一郎

 学校の努力目標を理解し協力することを主目的として

生徒の実力養成,校外補導に力をそそぎ会員の成人学習

も活発でPTA新聞の発行,地区活動によるすぐれた効


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

Copyright (C) 2000-2001 Fukushima Prefectural Board of Education All rights reserved.
掲載情報の著作権は福島県教育委員会に帰属します。