教育年報1960年(S35)-057/135page
A 青年・婦人学級研究集会
社会教育における青年学級,婦人学級の位置づけを明
確にし,効果的な学習を進めるための運営管理の方法に
ついて研究協議を行い,勤労青少年教育,婦人教育の振
興をはかる。
(1)期 日 昭和35年6月2,3,4月
(2)会 場 耶麻郡猪苗代町 県積慶寮
(3)講 師 文部省社会教育課長補佐 日高幸男
福島大学学芸学部教授 西川幸雄
(4)参加者 青年学級,婦人学級担当の市町村教育委員
会事務局職員,公民館職員
青年学級,婦人学級講師
講師補佐 120名
(5)内 容
講義 今日の教育の諸問題(西川教授)
これからの青年,婦人学級(日高事務官)
研究協議
青年学級部会(農村,都市の二分科会)
研究主題 青年学級改善の具体的方策について
婦人学級部会(農村都市のの二分科会)
研究主題 婦人学級の進展向上をはかるための具
体的方策について
事例発表 青年学級,婦人学級
期間が短かかったため充分とまではいかなかったが,
参加者の意欲的な協力により予期以上の成果を収め得
た。
B 少年教育指導者講習会
社会教育における少年教育の重要性にかんがみ,子ど
も会等少年団体育成上必要な諸問題について研究協議し
団体活動の助長をはかるとともに少年教育の振興をはか
る。
(1)期 日 昭和35年7月26・27・28日
(2)会 場 耶麻郡猪苗代町 県積慶寮
(3)講 師 県立会津高等学校長 田中平作
(4)参加者 子ども会,少年団体指導者,PTA,婦人会員
50名
(5)内 容
講義
◎グループワークについて
◎子どもの生活への理解と校外における生活指導に
ついて
分科会(三分科会編成)
◎少年団体の育成をはかるためPTA,婦人団体は
どんな役割を果したらよいか。
◎子ども会のプログラムのたて方
◎子ども会の組織と運営
実技 ゲーム,歌唱等
青少年の不良化,犯罪の傾向が増大しつつある今日少
年教育は社会教育上きわめて重要な領域であるが,社会
的な関心はけっして高いとはいわれない。参加は直接子
どもの会のリーダーであったためきわめて意欲的であり
真剣であった。
C 青年国内研修旅行
県下青年に明るい希望を与え,はつらつとした郷土振
興への諸活動を促進するため,農村青年を県内外の先進
地に派遣して,その活動,教育,文化,産業等の視察研
究調査及び現地青年との交かん等を行い,郷土振興に資
する知識技能の習得を助長し,明るい郷土の建設発展を
はかる目的のもとに実施した。
(1)期日 県内研修 男子S35年7月17日〜7月29日
女子S35年8月3日〜8月15日
県外研修 昭和35年9月3日〜9月28日
派遣地 県内研修
◎男子(1グループ25名)
県立農事試験場(農事一般の研究)
県矢吹原経営伝習農場
(畑作,農業の機械化)
県種畜場(酪農の研究)
県園芸試験場(果樹園芸の研究)
◎女子(1グループ25名)
県立会津農林高校
県立郡山女子高校
県立磐城女子高校
(家庭管理,育児,料理,家庭経営,
家庭の健康管理等)
男子グループ,女子グループ共事前研修2泊
3日,事後研修1泊2日,積慶寮で行う。
県外研修
静岡県国立中央青年の家
長野更級郡戸倉町
県内研究日程
(女子)
研修の種類 月 日 研 修 内 容 指導機関 宿舎 備 考 事前研修 7月17(日)18(月) 1.研修旅行の意義と計画 社会教育課 県積慶寮 15日14時までに積慶寮に集合 2.地域青年活動のあり方 3.レクリェーション 4.視察