教育年報1961年(S36)-112/193page
(1) 専門委員による調査
調査物件(対象) 調査者 調査年月日 備考 湖南村福満寺所蔵彫刻調査 菊地委員 4.22〜23 国道6号線工事地内遺跡調査(1) 渡部委員 4.23〜25 〃 〃 11. 6〜 7 11.10〜11 会津絵ローソク調査 山口委員 11.19〜21 1.22〜23 国道6号線工事地内遺跡調査(2) 渡部委員 12. 4〜 6 12. 8〜11 3.26〜28 原町市 泉竜寺所蔵彫刻調査 菊地委員 1.12〜13 陶芸技術調査 岩崎委員 1.22〜23 相馬駒焼大堀焼 3.12〜13 〃 山口委員 1.24〜26 本郷焼 近津都々古別神杜御田植祭調査 山口委員 2.10〜11 菊地委員 文化財保存状況調査 岩越委員 3.12〜14 二本松善性寺所蔵仏像調査 二瓶委員 3.28〜29 (2) 文化財保護委員会技官専門審議委員の調査
1) 大蔵寺所蔵重要美術品認定彫刻調査
9月15〜16日
文化財保護委員会 美術工芸課 倉田文作
〃 〃 田辺三郎助
未指定彫刻2■の調査
2) 重要文化財指定候補文化財調査
2月27日〜3月2日
福島市大蔵寺 木造千手観音立像
相馬郡小高町史跡薬師堂石仏
文化財保護委員会 美術工芸課 倉田文作
〃 〃 田辺三郎助
美術院国宝修理所長 西村公朝
調査の結果大蔵寺所蔵千手観音立像は平安初期の優れ
た彫刻として審議会に提案されることとなった。
3)民俗資料調査ならびに研究集会
・生活の近代化ととも急速に失なわれる民俗資料の
保存対策を講じるため,中央の権威者を招いて調
査ならび地元関係者との研究集会を開催し,今後
の進展をはかった。
・調査指導官
文化財保護委員会 文部技官 祝宮静
文化財専門審議会専門委員 関敬吾
(東京学芸大教授)
3月19日 福島市児童館収蔵品調査
県立図書館において研究集会開催
県民俗研究会員等 20人出席
3月20日 会津若松市 会津絵ローソク,
会津漆器工程,用具,本郷焼調査
会津若松市公民館において研究集会開
催 市文化財調査員等 20人出席
(3) 埋蔵文化財の発掘と発見届
区分 遺跡名 所在地 種類 調査者 発掘 成田丸塚古墳 相馬市成田字船橋 古墳 36.4.1〜5 相馬市教委(梅宮) 〃 上人壇廃寺跡 須賀川市上人壇 寺院跡 5.26〜29 須賀川市教委(梅宮) 〃 弘源寺貝塚 平市鎌田小山下 貝塚 5.5〜7 平市教委(梅宮) 〃 大畑貝塚 磐城市下川字大畑田 〃 7.26〜30 早稲田大学(金子) 〃 関ノ森遺跡(白河関跡) 白河市旗宿 関跡 7.27〜8.7 白河市教委(梅宮)