教育年報1961年(S36)-122/193page

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  第二表(女)児童・生徒の年令別発育年次状況
区分 年度  小学校 中学校 高等学校
6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
身長 昭23 107.2 111.9 116.5 121.0 125.6 130.5 136.0 140.5 145.2 148.7 150.0 151.7
30 108.8 114.2 118.9 123.9 129.0 133.9 139.4 144.7 147.0 151.2 151.9 152.7 152.3 152.0
36 110.2 115.5 120.8 125.7 131.2 137.3 143.3 142.8 150.1 152.2 152.8 153.4 152.0 153.9
全国36 111.0 116.3 121.5 126.7 132.4 138.6 144.3 148.8 151.1 153.0 153.5 154.0 153.3 153.6
体重 昭23 17.8 19.4 21.2 23.3 25.5 28.5 32.0 35.7 40.3 44.9 47.8 49.2
30 17.9 19.9 21.8 24.3 26.9 30.1 34.1 39.1 43.1 47.0 48.9 50.3 51.0 51.2
36 18.4 20.4 22.6 25.0 27.9 31.9 36.3 41.4 44.7 48.4 49.9 51.2 51.1 53.1
全国36 18.6 20.6 22.9 25.4 28.4 32.5 37.3 41.9 45.3 48.1 49.8 50.6 51.1 51.0
胸囲 昭23 54.3 55.8 57.3 59.3 61.2 63.1 66.1 69.1 72.7 77.1 78.4 79.5
30 54.2 56.1 57.8 60.0 62.2 64.8 68.9 72.7 76.0 78.5 80.3 81.3 82.3 82.8
36 54.7 56.4 58.3 60.3 62.8 65.8 70.3 74.0 76.9 79.6 81.2 82.2 82.8 84.4
全国36 54.9 56.6 58.6 60.6 63.1 66.5 70.4 74.0 76.8 78.9 80.3 81.0 81.9 82.4
座高 昭23
30 62.3 64.7 66.9 69.2 71.5 73.8 77.1 79.4 81.4 83.8 84.1 84.5 84.3 83.9
36 62.7 65.2 67.7 70.1 72.7 75.6 79.0 81.6 83.1 84.1 84.5 84.8 84.2 84.8
全国36 63.0 65.6 68.0 70.4 73.0 76.1 79.4 81.9 83.3 84.5 84.8 85.0 84.5 84.5

(1) 年令別発育年次状況

 児童・生徒の体位が近年著るしく向上してきたこと

は各種の資料によって知ることができるが,本県にお

いてもこの傾向は明らかに現われており,戦前最も安

定した時代であったといわれる昭和11年の平均を超え

身長,体重,胸囲,座高とも年々増加している。この

向上は特に女子に著るしい。

 年令別にみると最も発育の盛んな時期は男子は12〜

15才,女子は11〜14才前後で,女は男より1〜2カ年

伸長期が早くきて15才をすぎると発育は殆んど停滞す

るが,男子は17才までは僅かずつ伸びる状況にある。

(2) 全国と本県との比較

 全国と比較すると本県の体位はやや劣っている。こ

れは身長において明らかで,体重,胸囲ではそれ程の

差はない。これは農山村の多い県において概ねこの傾

向が認められている。

2,学校体育指導者養成実技講習会

 この講習会は第4回を重ねたが,体育の指導能力の

向上と,各出張所内における指導助言的役割をもつ指

導者の養成に努めてきた。特に本年度は高校教員の参

加を強く要望した。

(1) 期 日 4月27・28・29日の3日間

(2) 場 所 福島大学学芸学部

(3) 参加者

  小学校140名  中学校80名  高校20名

  計240名

(4) 中央講師

日本体育大学学長 栗本義彦先生
千葉大学教授 遠山喜一郎先生
東京教育大学助教授 多和健雄先生
聖心女子大学助教授 水谷光先生
順天堂大学教官 大西暁志先生

(5) 県内講師

福島大学学芸学部教授 菊池哲男先生
仝上 遠藤辰雄先生
仝上   助教授 西間木リツ先生
仝上 細川健先生

(6) 内容

徒手体操 器械運動 陸上運動 リズム運動 ボール

運動

特別講演

 1) 日本体育大学学長     栗本義彦先生

  「体育における学習指導法の諸問題」

 2) 千葉大学教授

  「徒手体操 器械運動の指導法」

(7) 結果

 1) 小学校および中・高校の2班に分けて実施し,

  3日間同じ領域を履修したので,措導もしやすく

  受講者には有効であった。

 2) 指導法の理解

  教材を正しくはあくし,その技術を会得すること

  を主眼とし,さらに方法を研究することに重点を

  おいたので,よく理解され,効果的であった。地

  方伝達には自信をもって当ることができると思わ

  れた。


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