教育年報1961年(S36)-129/193page
り,これは昭和32年度の20%のときから較べてここ4
カ年間に約2倍の普及をみたことになる。
このことは最近急速に学校給食に対する一般の人々
の理解と関心が高まってきた結果が,このような実績
となってあらわれたものを考えられるが,特に普及が
都市より郡部農村へと移行してきたことに着目したい
今後も更に各種事業を通じてこれら普及充実をはか
るつもりであるが,昭和36年度の主な事業を列挙する
と次のとおりである。
1,第5回福島県学校給食振興大会
本大会を平市で開催したが,当石城地区は県内で
も一番給食普及率の高いところであり,より一層大会
の運営に精彩を加えた。その内容は次のとおりである
(1) 主催 福島県教育委員会 財団法人福島県学校給食会
平市教育委員会
(2) 期日 昭和36年10月29日(日)
(3) 会場 平市立平第二小学校
(4) 特別講演
演題 今後の学校給食の基本的在り方について
講師 文部省体育局学校給食課長 臼井享一
(5) 研究発表
1)「純農業地域における学校給食推進過程につい
て」
須賀川市立仁井田小学校長 伊藤勲
2)「学校給食を中心とした自主的活動について」
平市立平第二小学校教諭 山本秀吉
3)「学校給食所要栄養量の基準を確保するための一
考察」
福島市立福島第一小学校栄養士 佐川久子
(6) 全体研修
司会者 石城郡四倉小学校長 草野仁
1)協議題
「学校給食施設設備に対する国庫補助を増額する
とともに既設の施設設備の改善に対して補助され
たい」
提案者 勿来市立勿来第二小学校長
助川光夫
2)談話題
(ア)「学校給食の普及啓蒙上の困難点をどのように
折解したか,その実際を伺いたい」
提案者 内郷市立御厩小学校長 斎藤正一
(イ)「給食費集金の効能的な方法を伺いたい」
提案者 磐城市立江名小学校長 小松藤次郎
(ウ)「個人差を考慮した給食指導の実際を伺いたい」
提案者 勿来市立錦小学校長 塩光雄
2,学校給食普及講習会の実施
昨年度に引続いて各出張所管内ごと下記要領により
普及講習会を実施し多大の効果をあげた。
(1) 主催 福島県教育委員会 財団法人福島県学校給
食会
(2) 管内別期日・会場・一講師
信夫 7月27日 福島市立公民舘
東北大学名誉教授 近藤正二
伊達 2月2日 保原町立大田小学校
勿来市立川部中学校長 門馬政雄
安達 12月14日 白沢村立和田小学校
東京家政大学講師 金野新次
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
安積 8月22日 郡山市立大槻小学校
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
岩瀬 9月6日 鏡石村立鏡石第二小学校
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
南会津 8月4日 田島町立檜沢小学校
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
北会津 5月19日 会津若松市立一箕小学校
文部省体育局学校給食課文部事務官
茂木寿枝
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
耶麻 9月8日 喜多方市立上三宮小学校
勿来市立川部中学校長 門馬政雄
両沼 9月7日 坂下町立広瀬小学校
勿来市立川部中学校長 門馬政雄
西白河 8月24日 泉崎村立泉崎第一小学校
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
東白川 9月14日 鮫川村立鮫川小学校
勿来市立川部中学校長 門馬政雄
石川 9月15日 大東村立大森小学校
勿来市立川部中学校長 門馬政雄
田村 7月23日 船引町立船引小学校
東京家政大学講師 金野新次
石城 7月22日 四倉町立四倉小学校
東京家政大学講師 金野新次
双葉 11月25日 大熊町立熊町小学校
勿来市立川部中学校長 門馬政雄
相馬 7月10日 小高町立福浦小学校
県教委事務局田村出張所長 堀内鉄雄
3.学校給食用物資取扱等事務講習会の
開催
学校給食用物資の利用管理について,その適正を期
するため次のとおり講習会を開催した。
(1) 主催
福島県教育委員会 財団法人福島県学校給食会
(2) 期日及び会場
9月19日 福島市立福島第一小学校
9月21日 郡山市麓山荘
9月22日 会津若松市北会津庁舎
9月28日 平市立平第二小学校
9月29日 原町市立原町第二小学校
(3) 対象 学校給食実施校事務担当者