教育年報1962年(S37)-049/169page
イギリス,西ドイツ,フランス等の教育事情を視察
し,多大の収穫を得て帰国した。
8 教職員研究奨励
「福島県教職員研究奨励金交付要項」に基き,奨励金
が交付された。その概況は次のとおりである。
(1) 応募,交付件数
応募件数 交付件数 教育部門 22 4 自然科学部門 20 4 社会科学部門 10 2 計 52 小9 10 小2 中21 中2 高22 高6
(2) 交付者と研究主題
研 究 主 題 所 属 職業 氏名 教育 非指示的,集団力学的授業と従来の一斎授業との差異
(主として学習効果及び学習に対する興味の変化)郡山女子高 教諭 佐藤守男 〃 小中学校における比のつまづきの事例とその指導 喜多方市立二小 〃 五十嵐恒夫 〃 地学教材のスライド製作
(会津方部の地形地質及地学設備)会津女子高 〃 湯田重健 〃 効果的指導のための理科実験器具の考案 伊達郡川俣町立福田中 〃 本田孝 自然科学 ジグモの団体群生態学的研究 内郷高好間第二部 〃 古内栄 〃 会津地方に産する特殊植物の分布と
その植物生態学的意義若松女子高 〃 折笠常弘 〃 南会西部の植物目録 梁川高 〃 五十嵐彰 〃 阿武隈西縁部に発達せる結晶片岩について 会津若松市立二中 〃 渡辺専一 社会科学 山村集落の実態について 相馬郡飯舘村臼石小 〃 佐藤良金 〃 イギリス16世紀の農民層分解と転換期にたつ
日本農村との比較検討小高農工高 〃 山尾良雄
第3節 教育課程
1 小,中学校
昭和37年度は,新学習指導要に基づく,いわゆる新教
育課程が,全面的に完全実施にうつされた年であるが,
実施にともなう諸問題については,今年度より研究協議
されることになったので,その大要をのべる。
(1) 名 称
昭和37年度小,中学校教育課程研究集会
(2) 目 的
小,中学校の新教育課程の実施にともなう指導上の
諸問題を研究協議し,その解明を図り,教職員の指導
力の向上に資する。
(3) 主 催
福島県教育委員会,各地区市町村教育委員会連絡協
議会
(4) 協 賛
福島県小中学校長会,各地区小中学校長会,
福島県国語,社会,数学,理科,音楽,学校体育,
図画工作,家庭科,技術家庭科,英語,道徳の各教
育研究会
(5) 期 日
小学校,8月13日(月),14日(火)の2日間
中学校,8月16日(木),17日(金)の2日間
(6) 会 場
1) 県北地区,福島会場(信夫,伊達,安達管内)
2) 県中地区,郡山会場(安積,岩瀬,田村管内)
3) 県南地区,白河会場(西白,東白,石川管内)
4) 会津地区,会津若松会場(南会,北会,耶麻,
両沼管内)
5) 石城地区,平会場(石城管内)
6) 相双地区,原町会場(双葉,相馬管内)