教育年報1963年(S38)-001/180page
教育行政
第1節 昭和38年度福島県教育委員会努力目標
1 教育行政の秩序を確立し,その効率を高める。
(1)行事運営の適正化をはかり,円滑確実な行政事務
を促進する。
(2)市町村教育委員会と連絡提携を密にして一体的推
進に努める。
(3)広報活動を充実し教育行政施策の普及徹底をはかる。
(4)学校管理運営の適正を期し,経営の刷新充実をは
かる。
2 児童生徒の学力向上に努める。
(1)「学力向上についての当面の対策」に基づく施策
を推進する。
(2)教育研究団体の育成強化をはかるとともに,研究
会,講習会のもち方を改善充実する。
(3)教職員の適正配置をはかる。
(4)へき地教育の条件整備を促進し,その充実をはかる。
(5)特殊教育を拡充整備し,就学の勧奨に努める。
5 道徳教育,生活指導を徹底し健全な青少年の
育成に努める。
(1)道徳教育,生活指導についての方針,計画を的確
なものとし,指導の充実をはかる。
(2)道徳教育,生活指導に関する,学校,家庭,社会
の認識を深め,意欲の向上に努める。
(3)指導組織,運営の改善ならびに指導技術の向上を
期する。
(4)関係機関,団体との提携を密にし,指導の一貫を
はかる。
(5)青少年育成のための諸施設設備の充実をはかる。
4 高等学校生徒急増対策の推進をはかり,あわ
せて科学技術教育,産業教育の振興をはかる
(1)高等学校の適正配置に基づく新設校の設置を推進
する。
(2)科学技術関係教科担当者の資質の向上をはかる。
(3)理科教育センターの設立を促進する。
(4)産業教育の体資を改善し,近代的産業人の育成に
努める。
(5)各種振興法により,施設設備の充実に努める。
5 総合的に社会教育体制を確立し,県民の資質
の向上に役立つ諸活動の充実を期する。
(1)勤労青少年指導体制の整備充実に努める。
(2)社会教育関係職員の充実と現職教育の充実に努める。
(3)公民館等社会教育施設の整備充実をはかる。
(4)総合社会教育体制を確立する。
(5)芸術,文化の振興をはかる。
6 スポーツの振興強化と保健教育を充実し,体
位の向上と明朗積極的な県民性を養う。
(1)学校保健環境の整備充実に努める。
(2)学校給食の普及と充実をはかる。
(3)スポーツ水準の向上に努める。
(4)水泳,交通事故等による災害防止に必要な安全教
育の徹底を期する。
(5)体育施設の充実に努める。
第2節 教育委員会
1 教 育 委 員
昭和38年10月10日で任期満了の今泉修二委員(遊佐一郎
氏の残任期)が再任され,昭和38年10月11日就任し
た。また委員長には,改選の結果,阿部信義委員が再び
選任され委員長職務代理者には江花委員がえらばれた。
現委員は次のとおりである。
職 名 氏 名 職 業 住 所 就任年月日 委 員 長 阿部信義 な し 原町市大町2丁目190 35.10.11 委員長職務代理 江花静 な し 会津若松市東山町大字石山字水尾前 35.10.11 委 員 笠原良平 工場長 須賀川市字塚田25 36.12.23 委 員 太田緑子 な し 郡山市池の台116 37.10.11 委 員 今泉修二 会社取締役 二本松市郭内2丁目263の1 38.10.11