教育年報1963年(S38)-165/180page

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利用年月日 開催行事名 主催 (利用者)
39.2.15 研究協議会 県教育調査研究所 河野利作
39.2.26
39.3.3〜3.4 学力診断打合せ
39.3.16 研究協議会
39.3.17
39.3.23〜3.31 教育統計調査
毎週木曜日 近世史研究会 福島大学学芸学部 小林清治

 第3読書室

38.5.31
毎週第3金曜日
福大経済学部大学祭レコードコンサート
ステレオ・レコード・コンサート
4月19日  5月17日  6月21日 7月19日
9月20日 10月18日 11月15日 12月20日
1月17日  2月21日
福大経済学部独語研究会 佐藤博
県立図書館


 第2節 整理事務

1 資料の収集

 (1)購入図書

1) 昭和37年1カ年間に全国で出版された図書の総点数

 は,新刊,重版をを合わせて22,010点で,38年もほぼ

 これに近い図書が出版されているものと思われる。当

 館で38年度に購入した図書の総数は,6,053冊で,そ

 のうち本館に備えつける館内奉仕用図書は,2,228冊

 で,これは全国の出版点数のほぼ10%にすぎない。

  限られた図書費を以って全分野にわたって網羅的に

 資料を収集することは不可能なことで,図書費が少な

 ければ少ないほど,ぼう大な出版物の中から適切な図

 書を選択し,蔵書構成の適正を期することが重要とな

 ってくる。それで年度当初館内に選書委員会を設置

 し,9人の司書が毎週金曜日に集まって,情報の提供

 及び調査,研究に必要な基本的資料に重点をおいて選

 択にあたった。

2) 一方,移動図書館,巡回文庫,貸出文庫に使用する

 館外奉仕用図書については,市内各層から10名の図書

 選定委員を委嘱して毎月定例会を開いて,主として青

 年,婦人層で組織する読書グループに提供する一般教

 養と趣味娯楽を主とする図書の選択にあたった。

3) 最近の図書館界のすう勢として,各館が独自の立場

 で資料を収集し適正な蔵書構成と充実をはかることは

 困難なことなので,特定の地域の図書館が協力して蔵

 書の総合的計画をたて,重点的に資料の分担収集をは

 かることが必要とされてきた。このことから全国の研

 究集会が神戸市において開かれ,「蔵書計画の策定」

 について討議された。全国では,東京都,神奈川県,

 北九州市などで計画がすすめられている。

 (2)寄贈図書

 官公庁および各種団体からの報告,統計書,各会社か

らの社史,研究,宣伝,紹介物それから大学,研究所

からの研究紀要,また個人の自費出版物,伝記など,当

館に寄贈される出版物は年毎に増加しているが,本年度

は図書798冊,雑誌167種,新聞34種,公報22種,その他

パンフレット,リーフレット等多数。

 特に福島民報社は,発刊25,000号を記念して全国の出

版社に献本運動を展開して,県立図書館の充実に協力さ

れ,22の出版社より102,640円相当の図書259冊を寄贈さ

れた。

 昭和38年年間増加冊数(分類別)

購入 寄贈 編入
館内奉仕用        
総記 144 91 133 368
哲学 93 6 1 100
歴史 257 63 47 367
社会科学 329 175 140 644
自然科学 97 31 24 152
工学・工業 75 55 56 186
産業 71 93 57 221
芸術 150 11 45 206
語学 74 1 4 79
文学 731 12 35 778
児童 207 207
小計 2,228 538 542 3,308
館奉仕用 3,825 1   3,826
6,053 539 542 7,134


 (3)郷土資料 ―特に地方行政資料の収集―

 年々,当館においては重点施策の一つとして,郷土資


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