教育年報1964年(S39)-051/232page
学校管理
第1節 学校教職員定数
1 学校の概況
公立小中学校における学校は道路の改善によって通学
が容易になったことと,適正規模の学校にし教育効果の
向上を図るために学校統合が推進された。このため34年
より5年間に小学校においては35校の減,中学校におい
ては50校の減となった。小学校が39年度本校6校の増は
標準法改正に伴い分校が6学級以上となり本校に昇格し
た学校があったためである。
学校の統合は年々進んではいるが,まだまだ小規模校
が多い,特に小学校においては適正規模(12〜18学級)
未満の学校が全体の約70%もある。
小学校数
34年 35年 36年 37年 38年 39年 本校 557 560 563 565 566 572 分校 307 299 288 283 274 257 計 864 859 851 848 840 829
中学校数
34年 35年 36年 37年 38年 39年 本校 365 363 349 341 332 328 分校 26 18 15 15 13 13 計 391 381 364 356 345 341
39年度における学級数別学校数(小学校)
1〜5
学級6〜11
学級12〜18
学級19〜24
学級25学級
以上合計 本校 14 299 164 45 50 572 分校 252 5 257 計 266 304 164 45 50 829 構成比 32.1% 36.7% 19.8% 5.4% 6.0% 100.0
39年度における学級数別学校数(中学校)
1〜5
学級6〜11
学級12〜18
学級19〜24
学級25学級
以上合計 本校 46 143 76 33 30 328 分校 13 13 計 59 143 76 33 30 341 構成比 17.3% 41.9% 22.3% 9.7% 8.8% 100.0
2 公立幼稚園の設置状況
公立幼稚園は年々新設され,35年より39年までに10園
の増加をみた。一方幼児数は年々減少の傾向にあるが園
児数は増加している。
公立幼稚園数及び園児数
35年 36年 37年 38年 39年 園数 37 40 42 43 47 園児数 4,003 4,154 4,312 4,370 4,888 園児指数 100.0 103.77 107.72 109.17 122.11
3 小学校児童数・学級数の推移
小学校の児童数は昭和34年が最高で漸次減少している。しかし児童数の減少に比し,学級数の減少が少ないのは
学級編制基準が年々改善されたためである。特に39年は標準法の改正に伴い学級数は増加した。
小学校児童数学級数の推移
34年 35年 36年 37年 38年 39年 児童数 児童数 346,565 329,913 317,218 298,615 280,429 266,632 児童指数 105.05 100.00 96.15 90.51 85.00 80.82 学級数 学級数 8,130 7,987 7,722 7,485 7,380 7,571 学級指数 101.79 100.00 96.68 93.71 92.40 94.79