教育年報1964年(S39)-079/232page
補助金の額は次のとおりである。
福島市 (市立第三小学校) 75,000円
〃 (市立飯坂小学校) 75,000円
〃 (市立清明小学校) 30,000円
須賀川市 (市立第三小学校) 75,000円
会津若松市 (市立城北小学校) 75,000円
白河市 (市立第二小学校) 75,000円
勿来市 (市立第一小学校) 75,000円
吾妻町 (町立野田小学校) 80,000円
川俣町 (町立川俣小学校) 80,000円
鏡石町 (町立第一小学校) 80,000円
富岡町 (町立第一中学校) 75,000円
合 計 11校 795,000円
8 幼稚園設備の充実
新設幼稚園または学級増を行なう幼稚園設備費につい
て国が補助し,各市町村における幼椎園普及度の著しい
格差を是正し,もって幼椎園教育の振興をはかることを
目的としたものであり,昭和39年度において新設または
学級増の行なわれた次の幼稚園についてその設備の整備
が行なわれた。
区分 設置者名 幼椎園名 学級数または
増加学級数補助金額 事業費総額 開設年月日 新設 千円 千円 伊達町 伏黒幼椎園 1 66 198 39.4.1 下郷町 下郷幼椎園 2 159 477 39.5.1 東村 東幼椎園 3 196 589 39.4.1 熱海町 安子島幼椎園 2 51 153 39.4.1 学級増 福島市 清水幼椎園 1 50 150 日和田町 日和田幼椎園 1 50 151
9 へき地教育設備について
(1) へき地学校発電施設設置費補助
へき地教育振興法の趣旨に基づき,電気設備を有しな
い公立の小学校・中学校の設置者に対して,自家発電施
設の設置に要する経費の一部を国が補助し,もって教育
水準の向上を図ることを目的として行なわれているもの
で,その設置状況は下記のとおりである。
年度 学校名 種類 補助事業費 補助金額 円 円 38 檜枝岐小中学校大杉分校 火力 442,900 197,000 39 〃 赤岩分校 〃 443,600 197,000
(イ) 補助対象施設の種類は,小火力発電および風力発電
で出力3KWないし500W程度のものとなっている。
(ロ) 補助金の額は,火力発電にあっては395千円,風力
発電にあっては200千円の1/2の額を限度としている。
(2) スクールバスボート購入費補助
へき地学校の遠距離通学者の通学条件緩和のため,バ
スポート購入費の一部を国が補助し,へき地における教
育の振興を図ることを目的とするもので,本県における
購入状況は下記のとおりである。
年度 市町村名 スクールバス
ボートの別台数 購入費 補助額 台 千円 千円 38 飯舘村 スクールバス 1 2,600 800 39 只見町 〃 1 1,350 500 岩代町 〃 1 2,750 900
(イ) 補助金の額は,1台あたり100万円を限度とし購入
費の1/2を補助することになっている。
第10節 義務教育国庫負担金補助
事業について
1 教 材 費
父兄負担教育費の軽減を図り,学校の教材の充実を図
ることを目的として実施されている義務教育費国庫負担
金(教材費)の制度は,義務教育国庫負担法第3条の規
定に基づき各都道府県および市町村ごとに,その設置す
る義務教育諸学校の教材に要する経費の1/2を負担するも
ので本県(市町村分を含む)における昭和39年度の教材
費負担金は,6.923万円で前年度に比べ346万円の増とな
っている。増額の原因は,児童生徒1人当りの単価の引
上げ並びに特殊学級に対する教材費の増額等によるもの
である。
(1) 児童生徒1人当り単価の引上げ
国庫負担限度基礎額の算出の基礎となる児童生徒1人
当りの政令単価の引上げ
区分 39年度 38年度 上昇率 円 円 % 小学校 300 280 7.1 中学校 450 420 7.1 盲学校 3,300 3,000 10.0 ろう学校 3,000 2,700 11.1
(2) 特殊学級の教材畳増額
特殊学級専門の教材の整備については,別に,設置当
初における設備費の国庫補助があるが,従来消耗度の激
しい教材の償却に見合う経費の補充のために一般学級分
の教材費を特殊学級に割愛していた状態であったので,