教育年報1964年(S39)-112/232page

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4) 昭和39年度中の主なる学校事行事
行事名 内容
4月 校旗等制定 校旗,校章,校歌を制定する。
5月 避難訓練 全校生徒の避難訓練,職員の通報,消化訓練を行なう。
春の遠足 療育園合同の本宮蛇の鼻公園遠足を行なう。
6月 P・T・A総会 今年度の事業計画ならびに予算審議を行なう。
校内研究会 「特殊児童の心理」について第1回校内研修会をもつ。
7月 J・R・C結団式 全校生がJ・R・Cに加盟結団式を行なう。
海浜訓練 7月23.24日翕島天鐘閣で療育合同の宿泊訓練を実施。
8月 映画教室 市内常設館において「われ一粒の麦なれど」の映画を鑑賞。
校内考察会議 8月新入生について考察会議を行なう。
9月 運動会 第1回運動会実施
修学旅行 小学部5,6年,中学部3年1泊2日で仙台,松島方面実施。
遠足 残留学年は白河,南湖に日帰り遠足を行なう。
10月 全校学生会 水神館公園で全校生の写生会を行なう。
道路補修作業 全校生で「道路を美しくする運動」に参加,清掃,補修奉仕をする。
現場見学 中学部3年生福島身障者更生指導所,総合職業訓練所見学
体力測定 全校生の歩行能力調査を行う。
11月 講演会 県教育委員長笠原良平氏,同委員太田緑子氏の講演会開催。
学習発表会 学習作品展,器楽合奏の発表会をもつ。
コパル精機工場見学 コパルエ場を見学する。
12月 P・T・A奉仕作業 父兄全員による校舎内外の清掃,整地作業奉仕があった。
1月 県特殊教育研究会 研究会場として,公開授業,研究発表,討議が行なわれた。
2月 学芸会 、 第2回学芸会を開催する。
3月 修,卒業式 中学部7名,小学部17名の卒業生を送る。

 (5) 卒業生の進路

 昭和39年度で第3回卒業生を送ることになり,開校以

来総数15名をかぞえるが,現在の状況は下表のとおりで

ある。

 これらを大別すれば,

1) 高校に進学したもの

2) 卒業と同時に就職したもの

3) 更生指導所等にあって就職前の指導訓練過程にある

 もの

4) 療育園にあって引き続き治療をうけているもの

5) 自宅生活中のもの

に類別することができる。

 上記1)2)3)のものはなんらかのかたちで自活の道を得

る見通しにあり,4)の引き続き治療中のものも大半は就

職可能とみている。5)の自宅生活中のものの内容は,長

男なるがゆえに自宅に帰ったものがありまた,障害の程

度から自活し得ない見通しのものがある。

 (6) 進路一覧表

卒業年次 番号 性別 病類 障害部位 進路および状況
37 1 せきずい性小児マヒ 下肢 卒業と同時に洋裁店就職
38 2 脳性小児マヒ 四肢,言語 国立障害者センター訓練中
3 発育不全 四肢 県身障者更生指導所訓練中
4 外傷 左上肢 療育園治療後高校進学
5 脳性小児マヒ 左上下肢 療育園治療中
6 骨不全 四肢 自宅家事手伝い

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