教育年報1964年(S39)-117/232page
第11節 教育研究団体
1 はじめに
児童・生徒の学力の向上発展を図るために考慮しなけ
ればならない要因は多岐にわたるが,どうしても実施し
なければならないものの一つとして教師の研修がある。
したがって研修の組織を整備しその機会や場をいかに
して教師各位に提供し運営するかは本県の学力を左右す
る大きな鍵といえる。
このような意味あいから県教育委員会において昭和
39年度の重要施策として特に自主的教育研究団体の助成
に努めその充実を図ってまいった次第である。
さいわいに教職員各位の深いご理解と,ご協力によ
り,組織の整備および内容の充実が着々とはかられてお
ることはまことにご同慶のいたりであり,その成果は期
してまつべきものがあると確信している次第である。
さて,昭和39年度における県段階の教育研究団体とし
ては下記10団体を数えることができ,その会則・役員・
組織も次第に固まってきているので,それらの資料を掲
載する。
2 昭和39年度補助対象研究団体名
(1) 福島県小学校教育研究会 (829校, 9,248人)
(2) 〃 中学校教育研究会 (329校, 6,012人)
(3) 〃 高等学校教育研究会 (88校, 1,802人)
(4) 〃 小学校長会 (567人)
(5) 〃 中学校長会 (332人)
(6) 〃 高等学校長協議会 (78人)
(7) 〃 市町村教育委員会連絡協議会 (119団体611人)
(8) 〃 山村教育研究会 (162校)
(9) 〃 特殊教育研究会 (76団体276人)
(10) 〃 学校図書館協議会 (16団体700人)
昭和39年度教育研究団体名
本年度における各教育研究団体の事業については,下
記のものを計画し実施した。
(1) 福島県小学校教育研究会
昭和39年度事業計画 中研
実施予定年月日 会場予定地 実地予定内容 参加
予定数予定講師職氏名 研究大会 39・5・14 福島第一中学校 本年度研究目標の決定
研究計画の樹立500人 県教委関係者 39・11・10 福島市公会堂 昭和39年度研究成果発表会 1,000人 福大教授 ・ ・ 研究調査 39・7・7 郡山第一中学校 項目の検討・研究内容・資料の収集調査 51人 同上 39・9・10 同上 研究の中間検討と資料の収集 46人 同上 ・ ・ 研究成
果刊行中学校教育研究集録 500冊
(2) 福島県中学校教育研究会
昭和39年度事業計画 小研
実施予定年月日 会場予定地 実地予定内容 参加
予定数予定講師職氏名 研究大会 39・5・20 福島市 本年度研究主題の決定
研究計画の樹立560人 県教委指導主事 39・11・30 同上 1,500人 東京教育大教授 ・ ・ 研究調査 39・7・3 郡山市 研究項目の検討・研究内容の調査
資料の収集50人 地方講師2名 39・9・4 同上 研究の中間発表
資料の整理検訪380人 同上4名 研究成
果刊行学力をつけるための実践的研究記録 588冊