教育年報1964年(S39)-126/232page
(10) 福島県学校図書館協議会
◇ 本会の部
本会の役職名 就任者の氏名 左の者の職校名TEL 本会事務担当者の在職校名TEL事務担当者氏名
会 長 安部丑亥 猪苗代小学校 猪苗代44 福島市立第一小学校 下山政一 福島2-2958 2-6345
副会長 藁谷伸六郎 湯本第二小学校 常磐2073
〃 菜花利政 杉妻小学校 福島2-2678
監 事 渡辺宣雄 伊達中学校 伊達 25
〃 阿部小平 飯野小学校 飯野 42
理 事 長谷川磐雄 教育調査研究所
〃 鈴木敏郎 磐城高等学校
〃 丑込幸男 余目小学校
〃 酒井淳 門田中学校
〃 小平卓男 付属中学校
〃 村田房之助 付属小学校
〃 竹内健 三河台小学校
他10名
第12節 研究学校
本県の県立学校を対象とし,新教育課程の実施と当面
する学力向上の問題点解決のため,学校経営ならびに各
教科指導,進路指導,生徒指導等について研究を行な
い,その研究の成果を広く県内各学校に普及し,本県の
学力向上に資するを目的として研究学校を設置してい
る。
本年度研究学校指定は次の7校である。
福島県立白河高等学校 第2年次継続指定
福島県立田村高等学校 同 上
福島県立平工業高等学校 同 上
福島県立磐城農業高等学校 同 上
福島県立若松女子高等学校 同 上
福島県立福島盲学校 40年度新規指定
福島県立福島聾学校 同 上
研究学校では,研究学校設置の目的に沿うとともに,
それぞれ学校の実態に即応して,より具体的な研究主題
を設定して研究を進めた。以下研究指定校の研究成果の
概要を記す。
1 福島県立白河高等学校
(1) 課程,学科 全日制普通科,全日制商業科
(2) 研究主題 学力向上 (英語,数学,国語,社会
理科の5教科を取り上げた)
(3) 研究成果
1) 国 語
基礎学力養成のため,1年生全員に書取練習を実施。
指導者の相互研修 (ひとり1研究をもちより教材研
究)。考査問題の検討によって指導上の問題点を捕え
る。
2) 数 学
問題演習の時間不足の解決,個人差に処する指導法
等について相互に研修を行なった。
3) 英 語
グループ面接添削,模擬試験の実施により,個人の
実態をとらえ答案作成上の個人指導を行なう。いっせ
い指導の効果的な進め方を研究した。
学習診断カルテの活用を図った。
4) 社会科
教科書中の用語の読みの指導を実施。
文章表現の能力を身につける指導を実施。
5) 理 科
実験項目を設定し,生徒実験,教師実験のいずれが
適するかの検討と研究を行なった。
実験過程における生徒の思考力を高めるために指導
法の組織化を図った。
自主的予習態度の確立に努めた。
2 福島県立田村高等学校
(1) 課程,学科 全日制普通科
(2) 研究主題 学力向上のための学校経営,学習指
導,生活指導のあり方
上記主題の研究を進めるにあたり,特に生徒の家
庭学習と授業の一元化を図り,学習の効率を高める
ことに研究のねらいをおいた。
(3) 研究成果
1) 研究方法
生徒の生活実態を定期的に調査。